タスクとは、仮想マシンのイントロスペクションなど、即座に完了しないシステム アクティビティを指します。
タスクは、複数のタスク イベントのグループです。特定のタスク タイプをクリックすると、そのタスクの詳細画面に移動して表示できます。
タスクの詳細には以下が含まれます。
- タスク イベント:イベントと、その詳細および時間のリスト。イベントの詳細は、プロセスの実態を理解するのに役立ち、タスクが失敗した場合はその理由の特定に利用できます。
たとえば、認証情報が無効な、または変更された仮想マシンに対してイントロスペクション プロセスを実行すると、タスクが失敗したことと「仮想マシン認証情報が無効です」というエラー メッセージが表示され、参照のために仮想マシン名と仮想マシンの MoID が示されます。また、イントロスペクション プロセスが成功するとイベントの詳細が表示され、スキャンされた各仮想マシンで検出されたプロセスの総数とコンポーネントの数が示されます。
- タスク申請データ:タスクをトリガするペイロード。タスク申請に固有のデータが含まれます。
- エラー情報(オプション):タスク イベントの失敗の詳細ビュー。エラー コード、エラー メッセージ、エラー トレースが含まれます。これにより、タスクが失敗した理由を特定できます。
- ログ(オプション):影響を受けた仮想マシンのリストと、プロセス コレクタおよびカスタム コレクタのスクリプト ログ。成功したイベントのログも表示されます。
次のタスクのログを表示できます。
ログが表示されない場合があります。たとえば、無効な認証情報が原因でイントロスペクション タスクが失敗した場合です。これは、仮想マシンでコレクタ スクリプトが実行されなかったために発生します。
- タスク ステータス:タスクが実行中、完了済み、失敗のいずれかを示すステータス。
- 開始前:タスクはトリガされ、キューに入り、まだ実行が開始されていません。
- 進行中:タスクは進行中です。タスクの完了した割合が表示されます。
- 成功:タスクは正常に完了し、これ以降は実行されません。
- キャンセル済み:タスクはユーザーによってキャンセルされ、これ以降は実行されません。
- 失敗:問題が発生したため、タスクは失敗しました。エラー情報は、タスクの詳細画面に移動すると確認できます。
-
部分的な成功:タスクは正常に完了しましたが、一部のケース(イベント)について失敗しました。タスクの詳細画面では、すべてのタスク イベント(失敗したイベントと成功したイベント)を表示できます。
注:
イメージのビルド タスクなどの場合、大量のファイル転送またはネットワークの低速化が原因で、タスクの詳細に
TIMEOUT WAITING FOR EVENT
メッセージが表示されることがあります。
Application Transformer for VMware Tanzu には、各タスクのデフォルトのタイムアウト設定(分単位)があります。
register-vcenter: 5 remove-vcenter: 30 vcenter-scan: 120 apply-credential-policy: 120 introspection: 120 discover-topology: 180 comp-analysis: 120 push-image: 30 build-image: 600 support-bundle: 5 backup-appliance: 15 restore-appliance: 15 binary-analysis: 180 database-analysis: 720タイムアウト期間を増やすことができます。
- SSH を使用するか、管理者ユーザーとして Application Transformer for VMware Tanzu コンソールにログインします。
- /opt/vmware/iris/discovery/config/application.yml ファイルを開きます。
- タイムアウト期間を分単位で増やします。
注: デフォルトのタイムアウト期間を短くしないでください。
- 次のコマンドを実行して、Application Transformer for VMware Tanzu を再起動します。
systemctl restart iris-discovery --user
ユーザー インターフェイスが更新されるまで数分かかる場合があります。
- タイムアウトしたタスクを再度開始します。