コンテナ化は、検出されたアーティファクトから OCI イメージをビルドし、TKG クラスタまたは任意の Kubernetes クラスタに展開するために使用できる展開ファイルを生成します。
前提条件
- アプリケーションの分析。Tomcat でコンポーネントが検出されている必要があります。
- アプリケーションの変換。
- 目的のバージョンの Tomcat サーバおよび JDK/JRE のアーティファクトをアップロードします。手順 1を参照してください。
- ソース レジストリとターゲット レジストリのイメージ レジストリの追加。
- イメージを構築するためのインターネット接続があることを確認します。これにより、基本イメージ上で内部的にいくつかのユーティリティがインストールされます。
手順
- Tomcat と JRE/JDK の現在のバージョンを参照し、イメージ用の目的のバージョンを選択します。
- ソース レジストリを選択して基本イメージをプルします。これは、組み込みの Harbor レジストリ、企業の Harbor レジストリ、Docker レジストリのいずれかにすることができます。
- イメージ用の基本 OS を選択します。
仮想マシンのオペレーティング システムがデフォルトで入力されています。
- [続行] をクリックします。
[Web アプリケーション] の下に、Tomcat サーバに存在するすべてのアプリケーションのリストが表示されます。
- コンテナ化するアプリケーションを選択します。
複数のアプリケーションを選択できます。Tomcat に存在するすべてのアプリケーションをコンテナ化するには、テーブル ヘッダーのチェック ボックスをオンにします。
- コンテナ化するアプリケーションを 1 つだけ選択した場合、またはいくつかのアプリケーションのみを選択した場合は、conf および bin ディレクトリ内の構成ファイルを更新する必要があります。
注: コンテナ化の対象としてすべてのアプリケーションを選択した場合は、この手順を無視します。
- [ダウンロード] をクリックします。
- ディレクトリ ファイルを解凍します。
- 要件に応じてファイルを更新します。
- 更新された構成を含むディレクトリ ファイルを圧縮します。
- [アップロード] をクリックして、更新された conf または bin ディレクトリを ZIP 形式でアップロードします。
- [続行] をクリックします。
- Docker ファイルを確認し、必要に応じてファイルを更新します。
- デフォルトのエントリ ポイントの詳細を確認し、必要に応じて更新します。
- [続行] をクリックします。
- ターゲット レジストリを選択します。
- イメージとアーティファクトをプッシュするための適切なイメージ タグを
<repository>/<image>:<tag>
の形式で入力します。
- [続行] をクリックします。
- 選択内容を確認し、[確認] をクリックしてイメージのビルド タスクをトリガします。
結果
- 操作のステータスを示すアラートがポップアップで表示されます。[タスク] 画面でイメージのビルド タスクを追跡できます。タスク バー内でタスクをクリックして、ビルド プロセスに関連付けられているログを表示します。
- イメージのビルドとプッシュが正常に完了すると、コンポーネントの詳細が OCI イメージ タグとアーティファクト タグを反映して更新されます。ドメインで検出されたすべてのアーティファクトを含むアーティファクト zip と、生成されたテンプレート展開 yaml ファイルをダウンロードできます。yaml ファイルは、展開前に FIX-ME の詳細を置き換えるために編集する必要があります。
次のタスク
Tanzu Kubernetes Grid クラスタにイメージを展開します。