最初の Horizon FLEX のインストール手順では、Mirage システムをインストールして構成します。
Horizon FLEX サーバ パッケージには、次のコンポーネントが含まれます。
- VMware Mirage for Horizon FLEX (Mirage Core Software)
- Windows 版 Mirage PowerCLI
- Mirage Gateway Appliance Software
注: : Mirage Core Software が Horizon FLEX サーバに必要です。Windows 版 Mirage PowerCLI と Mirage Gateway Appliance Software は、 Mirage を使用して Horizon FLEX 仮想マシンを管理している場合にのみ必要です。
Mirage をデプロイするには、次のコンポーネントをインストールします。
- Mirage 管理サーバ
- Mirage サーバ
- Mirage 管理コンソール
- Mirage Web Manager
Mirage システムをインストールして構成するには、https://www.vmware.com/support/pubs/mirage_pubs.html にある Mirage のドキュメントに記載されているインストール手順に従って操作します。
Mirage システムをインストールするときには、Horizon FLEX サーバが正しく動作するように特定のオプションを選択する必要があります。
- ソース仮想マシンに Mirage クライアントをインストールする場合にのみ、Mirage サーバと Mirage コンソールが必要となります。
- Horizon FLEX サーバと同じシステムに仮想マシン イメージを配置する場合、IIS の「デフォルト Web」サーバにイメージを配置します。
- Web 管理サーバと Mirage 管理サーバは同じサーバにインストールできますが、異なるサーバにインストールすることでスケーラビリティが向上します。SQL Server も、Web 管理サーバおよび Mirage 管理サーバとは異なるサーバにインストールしてスケーラビリティを向上させることができます。
- Mirage サーバのインストール時に、Mirage サーバ転送に SSL を選択します。SSL は、外部アクセスと Horizon FLEX システムの管理に Mirage ゲートウェイ機能を使用するために必要になります。Mirage サーバで SSL を構成する前に、サーバ SSL 証明書をインストールする必要があります。
- Horizon FLEX では MongoDB データベースが不要なため、ストレージを追加する必要はありません。Mirage サーバをインストールする際には、プロンプトの指示を無視して [次へ] をクリックします。
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Horizon FLEX サーバの 2 つのコンポーネント、Horizon FLEX 管理コンソール と Horizon FLEX ポリシー サーバ は、同じポートにも別々のポートにもデプロイできます。
- Mirage Web Manager をインストールする前に、.NET Framework 4.5.1 がサーバにインストールされていることを確認します。
- Mirage 管理サーバは、Active Directory の読み取り権限があるユーザーとして実行する必要があります。Horizon FLEX 仮想マシンを Active Directory ドメインに参加させる予定がある場合、Mirage 管理サーバを、ドメインに参加する権限があるユーザーとして実行する必要があります。ユーザーには、コンピュータ オブジェクトをドメインに追加する権限が必要です。
- FLEX は、Web 管理サーバ(IIS サーバ)へのエンド ユーザーによるアクセスを認証するために、ログインに関する Win32 API を使用します。そのため、FLEX クライアントのユーザーは、IIS サーバへの対話型ログインを行える必要があります。GPO がこのログインをブロックしている場合、認証は失敗します。サーバでリモート アクセスを有効にすると、セキュリティを向上させることができます。FLEX ユーザーがファイル ポータルにログインできるように、ローカル サーバのセキュリティを設定します。この設定は、ローカル セキュリティ ポリシーを変更することによって実行されます。
- IIS および Mirage Web Access コンポーネントがインストールされた Windows サーバで、管理者としてログインします。
- [管理ツール] から [ローカル セキュリティ ポリシー] を選択して、ローカル セキュリティ ポリシーを開きます。
- [ローカル ポリシー] - [ユーザー権限の割り当て] から、[ローカル ログインを許可] をダブルクリックして開きます。
- ここでは、ローカル セキュリティ グループとして Administrators グループと Users グループが定義されていることを確認してください。定義されていない場合は、適切なドメイン セキュリティ グループが指定の場所に定義されていることを確認します。