Horizon FLEX イメージの資格を付与する際、仮想マシン名のパターンを作成すると、仮想マシンが同じユーザー資格向けに作成されるときに Horizon FLEX が一意の仮想マシン名を作成します。

仮想マシン名のパターンには、{ username} または { n} のパラメータを含める必要があります。{ n} パラメータにより、仮想マシン名に順番に番号を追加する連続番号パターンが作成されます。以下のパターンが有効です。
  • VM-{username}
  • VM-{n}
マシン名の上限は 15 文字です。マシン名が 15 文字以上である場合、最初の 15 文字だけが使用されます。たとえば、パターンが VM-1234567890- username で、ユーザー名が Jack の場合、マシン名は VM-123456789-J に短縮されます。以下のパターンは、マシン名が長くなる可能性があるため、場合によっては無効となります。
  • VM-(username}-{username}
  • VM-{username}-{n}
  • VM-{n}-{n}

各仮想マシンに異なる名前が付けられ、ドメインに参加できるようにするには、{username} または {n} プレースホルダを使用する必要があります。{username} プレースホルダは、ユーザーが仮想マシンをダウンロードするときに個々のユーザーの名前に置換されます。{n} については、Active Directory で名前がパターンに一致するコンピュータの検索が行われます。パターンに一致する名前が見つからない場合は、連続番号の値は 1 となります。パターンに一致する名前が見つかった場合は、次の連続番号は、パターンに位置するすべての名前の中で最大の数字に続く数字となります。

たとえば、ある仮想マシンの資格が user1 に付与され、仮想マシン名のパターンが VM-username- n に設定されている場合、user1 がこの仮想マシンをダウンロードすると、VM-user1-xx は割り当てられる数字)のような名前パターンにマシン名が一致するかどうか判断するための検索が Active Directory で行われます。最大のマッピング番号が 25(仮想マシン名が VM-user1-25)の場合、このマシン名は VM-user1-26 に設定されます。パターンに一致する仮想マシンがない場合、Horizon FLEX はこのマシンを VM-user1-1 として設定します。

複数の仮想マシンの資格を同じユーザーに付与できます。たとえば、3 台の仮想マシンの資格を user1 に付与できます。user1 が仮想マシンをダウンロードすると、仮想マシン名は vm-x-user1 に変更されます。仮想マシンの番号は、各ユーザー名について順番に割り当てられるのではなく、仮想マシンが登録された時期に基づいて割り当てられます。

たとえば、user1 に 3 台の仮想マシンが割り当てられている場合、他のユーザーへの他の仮想マシンの資格の割り当てと、各仮想マシンを user1 がダウンロードした時期に応じて、vm-10-user1、vm-26-user1、および vm-39-user1 といったマシン名が設定されます。順番に割り当てられた番号は、Horizon FLEX の管理者による追跡目的にのみ使用されます。クライアント ユーザーには、順番に割り当てられた番号は表示されません。