vRealize Operations Management Pack for Horizon を使用すると、データセンター内のリモート デスクトップとアプリケーション、および Horizon の管理対象サービスのパフォーマンスとキャパシティを監視できます。
アラート、ダッシュボード、レポートは連続して実行される、システムがユーザーと通信するための手段です。次の表に、これら 3 つの方法がどのように補完し合っているかを示します。
vRealize Operations Management Pack for Horizon には、簡単に使用できる一方でカスタマイズも可能なダッシュボードが用意されており、VMware Horizon 環境の監視をすぐに開始できます。各ダッシュボードのセットには、特別な設定が不要でカスタマイズ可能な一連のアラートとレポートが付属しており、運用状況の把握に役立ちます。それぞれに目的があり、重複は最小限に抑えられています。
アラートを使用して実行するタスクは、アラートの大量発生を回避するためにダッシュボードから実行する必要があります。レポートはインタラクティブではなく、情報がタイムリーに表示されないため、最小限に抑える必要があります。
インサイトとアラート
vRealize Operations Management Pack for Horizon ダッシュボードは、インサイトと呼ばれる概念に対応しています。インサイトはアラートを補完するものであり、置き換えるわけではありません。アラートではトリガされた対象のみを確認するため、大局的な視点は得られません。1 つのオブジェクトがしきい値に達したとき、しきい値のすぐ下に多くのオブジェクトが存在している可能性があります。これは氷山に似ています。目に見えるのは海面より上のごくわずかな部分で、これがアラートに当たります。そして、見えない大部分がインサイトです。
アラートは症状がなくなると自動的に閉じることがあるため、操作の厳密さが緩和されます。アラートの管理はアラートを最小限に抑えることとは異なります。最小限に抑えることで、結果としてアラートが回避されます。