このセクションでは、Horizon Management Pack の既知の問題について詳しく説明します。
Management Pack for Connected Sessions のアップグレード後、ログイン メトリックが表示されない。
接続済みのセッションに対してはイベントが再トリガされないため、ログイン メトリックが表示されません。セッションが再接続されると、メトリックが表示されます。新しいセッションでは、ログイン セグメントの取得時に問題は発生しません。
イベント DB、Horizon デスクトップ、Connection Server の間に時刻同期の問題があると、ログイン メトリックが表示されない。
時刻同期の問題があるかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
- Connection Server で、[監視] > [セッション] の順に移動します。
- ログオフするユーザーを特定します。
- [イベント] タブに移動し、テーブルの右隅にある [更新日時] タイムスタンプを書き留めます。
- 同じユーザー セッションからログオフし、テーブルの [エージェント モジュールとメッセージ] に
User xxx has disconnected from machine yyy
が含まれる行の [時刻] 列からタイムスタンプを書き留めます。タイムスタンプが一致しない場合は、イベント DB、Horizon デスクトップ、Connection Server の間で時刻同期の問題が発生しています
[回避策]:ログイン メトリックが表示されない問題を解決するために、時刻同期の問題を修正します。
Horizon ワールド、Connection Server、および RDS ホスト オブジェクトのサマリ ページにライセンスが無効というバナーが表示される
この問題は、インストールした MP4H アダプタの初期バージョンが 1.0.0(ライセンス キーが必要)で、その後ライセンス機能が削除されたバージョンにアップグレードしたセットアップで発生します。
[回避策]:
- vRealize Operations に管理者ユーザーでログインします。[管理] > [ライセンス] > [ライセンス グループ] の順に移動します。
- ライセンス グループ [Horizon Adapter ライセンス] を選択し、そのグループを削除します。
- [ライセンス使用量] ボタンを押して更新します。
注: MP4H バージョン 1.1.0 以降では、このライセンス グループは必要ありません。
同じユーザーに対して複数のセッションがある場合にキャパシティ メトリックが正しくない
この問題は MP の機能に影響しないので、無視してかまいません。
RDS パフォーマンス ダッシュボードにデータが表示されない
RDS パフォーマンス ダッシュボードのデータをポピュレートするには、次の手順を実行します。
- [プロファイルのパフォーマンス] ウィジェットの [ウィジェットの編集] をクリックします。
- [構成] で、[ボックスの列] の値として 4(2 から)を選択します。
- [出力データ] で、既存の 2 つのメトリックを選択し、[選択されたメトリックの削除] をクリックします。
- [新しいメトリックの追加] をクリックし、Horizon RDS デスクトップ セッションを検索して選択します。
- メトリック
Session|Time taken to load Profile
とSession|Time taken to Logon
を選択し、[OK] をクリックします。 - [Horizon RDS アプリケーション セッション] について、4 と 5 の手順を繰り返します。
- [保存] をクリックします。
Management Pack for Horizon が、名前が「null」のユーザーを作成する
Management Pack for Horizon は、一部のセットアップで名前が「null」のユーザーを作成します。この問題は Horizon に起因します。
パフォーマンス KPI メトリックがポピュレートされない
次の場合、Horizon Management Pack ではパフォーマンス KPI メトリックがポピュレートされません。
- 基盤となる vCenter Server インフラストラクチャが AVS または GCVE でホストされている
- ESXi バージョンが 6.7u1 未満
- VMware Tools のバージョンが 10.3.5 未満
- メトリックが vCenter Server アダプタのデフォルト ポリシーで有効になっていない
ESXi 6.7u1 以降で VM Tools 10.3.0 を使用します。
vCenter Server が 2 つの異なる Horizon ポッドにマッピングされている場合、トラバーサルの仕様でオブジェクトと関係の重複が発生する
vCenter Server が複数の Horizon ポッド間で共有されている場合、以下の問題が発生します。
- アダプタが構成をサポートしない
- 計算されたメトリックが、共有関係が原因で誤って計算される
- 関連オブジェクトが両方のポッドで重複する
- トラバーサルの仕様が両方のポッドの子オブジェクトを複製する
一部のセッションの開始時刻が null だと、セッション/ユーザーの数が誤って表示される
この問題は Horizon に起因します。
Horizon ワールド レベルで、UAG のパフォーマンスの KPI メトリックが見つからない
[Horizon ワールド] > [UAG サーバ] > [データセンター KPI] および [ネットワーク KPI] メトリックが見つかりません
[回避策]。次の手順を実行します。
- SSH を使用して vRealize Operations クラスタに接続します。
- vrho-adapter/conf/describe.xml ファイルを見つけます。
objectType=UAG
をobjecttype=UnifiedAccessGateway
に置き換えます(全部で 14 か所あります)。- ファイルを保存します。
- vRealize Operations ユーザー インターフェイスから、[管理] > [再記述] の順に移動します。
- [アダプタ情報] で、[VMware Horizon アダプタ] をクリックします。
- [再記述] をクリックします。
- ポップアップ ダイアログの [アダプタ コンテンツの設定をデフォルト値に戻しますか?] で [はい] をクリックします。
SaaS およびオンプレミス インスタンスの回避策については、ナレッジベースの記事を参照してください。