仮想マシンの IP 設定は、保護サイトと復旧サイトでカスタマイズできます。仮想マシンの IP プロパティのカスタマイズは、復旧した仮想マシンがターゲット サイトで起動するとき、既定の IP 設定をオーバーライドします。

仮想マシンの IP プロパティをカスタマイズしない場合、Site Recovery Manager は、保護サイトから復旧サイトに復旧するとき、またはそのテストを行うときに、復旧サイトの IP 設定を使用します。Site Recovery Manager は、元の復旧サイトから元の保護サイトに復旧するとき、またはそのテストを行うときに、再保護後の保護サイトの IP 設定を使用します。

Site Recovery Manager は、さまざまなタイプの IP カスタマイズをサポートしています。

  • IPv4 および IPv6 アドレスの使用。
  • サイトごとに異なる IP カスタマイズの構成。
  • DHCP、固定 IPv4、または固定 IPv6 アドレスの使用。
  • Windows 仮想マシンと Linux 仮想マシンのアドレスのカスタマイズ。
  • 仮想マシンごとに複数の NIC のカスタマイズ。

Site Recovery Manager が IP のカスタマイズをサポートしているゲスト OS のリストについては、『vCenter Site Recovery Manager 5.5 の互換性マトリックス』を参照してください。

カスタマイズ設定は、保護された仮想マシンに関連付けます。そのため、同じ保護仮想マシンが複数の復旧プランに含まれている場合、すべての復旧プランで 1 つのカスタマイズ設定のコピーが使用されます。IP のカスタマイズは、仮想マシンの復旧プロパティを構成するプロセスの一部として構成します。サイトで NIC をカスタマイズしない場合、その NIC では他のサイトの IP 設定を使用します。

IP のカスタマイズは、個々の仮想マシンや 複数の仮想マシンに適用できます。

仮想マシンで IP のカスタマイズを構成する場合、Site Recovery Manager はそれらの仮想マシンに復旧ステップを追加します。

ゲスト OS の起動
ゲストの起動プロセスは、IP カスタマイズを構成するすべての仮想マシンで並列して実行されます。
IP のカスタマイズ
Site Recovery Manager は、IP カスタマイズを仮想マシンにプッシュします。
ゲスト OS のシャットダウン
Site Recovery Manager は、変更が有効にされ、仮想マシンの再起動時にゲスト オペレーティング システムのサービスによってそれらの変更が適用されるようにするため、仮想マシンをシャットダウンして再起動します。

IP のカスタマイズ プロセスが終了した後、仮想マシンは、優先グループ、およびユーザーが設定した依存関係にしたがってオンになります。パワーオン プロセスは、各仮想マシンでの [VMTools の待機] プロセスの直前に実行されます。

注: 仮想マシンの IP のプロパティをカスタマイズするには、仮想マシンに VMware Tools または VMware OSP (Operating System Specific Packages) をインストールする必要があります。 http://www.vmware.com/download/packages.htmlを参照してください。