復旧サイトの多数の仮想マシンに手動で IP 設定を構成すると、時間がかかり、構成中のエラーの原因となる場合があります。複数の仮想マシンの構成プロセスを簡単にするため、Site Recovery Manager には DR IP Customizer ツールが組み込まれています。

DR IP Customizer ツールを使用して、カスタマイズされたネットワーク設定を復旧サイト上での起動時に仮想マシンに適用します。カスタマイズされた設定を、コンマで区切られた値(CSV)ファイルで DR IP Customizer ツールに提供します。

CSV ファイルを手動で作成するのではなく、DR IP Customizer ツールを使用して、保護された仮想マシンのネットワーク構成情報を含む CSV ファイルをエクスポートできます。このファイルを CSV ファイルのテンプレートとして利用し、ファイル内の値をカスタマイズして復旧サイトに適用できます。

  1. DR IP Customizer を実行し、保護された仮想マシンのネットワーク情報を含む CSV ファイルを生成します。
  2. 復旧サイトに関連するネットワーク情報で、生成された CSV ファイルを変更します。
  3. DR IP Customizer を再度実行し、仮想マシンが復旧サイト上で起動するときに、ネットワーク構成情報を変更した CSV を適用します。

DR IP Customizer ツールを保護サイトか復旧サイトのいずれかで実行できます。保護された仮想マシンの仮想マシン ID は、サイトごとに異なるため、DR IP Customizer ツールを実行して CSV ファイルを生成するときにどのサイトを使用したとしても、設定の適用時に再度 DR IP Customizer を実行するときには、生成時と同じサイトを使用する必要があります。

保護サイトと復旧サイトの IP 設定をカスタマイズすると、再保護操作中に Site Recovery Manager が正しい構成を使用できます。

Site Recovery Manager が IP のカスタマイズをサポートしているゲスト OS のリストについては、『vCenter Site Recovery Manager 5.5 の互換性マトリックス』を参照してください。