Site Recovery Manager を使用するには、保護サイトとリカバリ サイトを接続する必要があります。サイトは互いに認証させておく必要があります。これは、サイト ペアリングと言います。

リカバリ サイトの vCenter Server インスタンスのアドレスを入力するときに、使用するアドレス形式を書き留めます。Site Recovery Manager サイトの接続に使用するアドレス形式と同じアドレス形式を後の構成操作で使用する必要があります。リカバリ サイトで Site Recovery Manager サーバ をインストールしたときに入力した vCenter Server のアドレス形式とまったく同じアドレス形式を入力する必要があります。リカバリ サイトで Site Recovery Manager サーバ をインストールしたときに IP アドレスを使用した場合、Site Recovery Manager サイトのペアリングに IP アドレスを使用します。Site Recovery Manager サーバ をインストールしたときにホスト名を入力した場合、Site Recovery Manager サイトのペアリングに同じホスト名を使用します。

重要: : Site Recovery Manager では、ネットワーク アドレス変換 (NAT) はサポートされていません。 Site Recovery Manager サイトの接続に使用するネットワークで NAT が使用されている場合、サイトに接続しようとするとエラーが発生します。サイトに接続するときは、認証情報ベースの認証および NAT なしのネットワーク ルーティングを使用します。

信頼されていない証明書を使用している場合は、この手順の複数のステップで証明書の警告が表示されます。警告は無視してかまいません。

前提条件

  • Site Recovery Manager サーバ インスタンスが保護サイトとリカバリ サイトでインストールされていることを確認してください。

  • vSphere Client に Site Recovery Manager クライアント プラグインがインストールされていることを確認します。

手順

  1. vSphere Client で、保護サイトの Site Recovery Manager サーバ に接続します。
  2. 左側のペインで [サイト] をクリックし、[サマリ] タブまたは [はじめに] タブのいずれかで [接続の構成] をクリックします。
  3. [リモート サイトの情報] ページで、リカバリ サイトの vCenter Server インスタンスの IP アドレスまたはホスト名、および接続するポートを入力し、[次へ] をクリックします。
    ポート 80 は、リモート サイトへの初期接続に使用されます。HTTP の初期接続が完了すると、2 つのサイトは後続の接続で使用する SSL 接続を確立します。
  4. [vCenter Server 認証] ページで、リカバリ サイトの vCenter 管理者のユーザー名とパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
    リカバリ サイトで Site Recovery Manager サーバ をインストールしたときに入力した情報とまったく同じ情報をここで入力する必要があります。
  5. サイト ペアリングのステップがすべて正常に完了したら、[接続の完了] ページで [終了] をクリックします。
  6. [リモート vCenter Server] ウィンドウで、リカバリ サイトの vCenter Server インスタンスの認証情報を入力します。
  7. 別の vSphere Client インスタンスをリカバリ サイトの vCenter Server インスタンスに接続し、Site Recovery Manager インターフェイスに移動します。
  8. [リモート vCenter Server] ウィンドウで、保護サイトの vCenter Server インスタンスの認証情報を入力します。