vSphere Replication アプライアンスには vSphere Replication サーバが含まれています。追加の vSphere Replication サーバをデプロイする場合、デプロイ中にサーバ設定が確立されます。サーバのデプロイ後に設定を変更することもできます。
vSphere Replication サーバでは、デプロイ後に仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) を使用して追加構成する必要はありません。セキュリティを強化するために、vSphere Replication サーバの root パスワードを変更して、新しい証明書をインストールできます。自己署名証明書を使用すれば公開鍵 ベースの暗号化および認証ができますが、そのような証明書を使用する場合、証明機関によって署名された証明書のような確実性は得られません。
vSphere Replication サーバの仮想アプライアンスに対してネットワーク設定を再構成することもできます。
前提条件
vSphere Replication アプライアンスに加えて vSphere Replication サーバ(省略可能)をデプロイし、サーバはパワーオンされています。
手順
- Site Recovery Manager インターフェイスで、[vSphere Replication] を選択します。
- vSphere Replication サーバを選択して、[VR サーバの構成] リンクをクリックします。
または、サーバの IP アドレスとポート 5480 をブラウザに入力することで、
vSphere Replication サーバの Web インターフェイスに接続できます。アドレスは https://192.168.1.2:5480 などになります。
- root として vSphere Replication サーバ構成インターフェイスにログインします。
vSphere Replication サーバをデプロイしたときに設定した root パスワードを使用します。
- [VRS] タブをクリックします。
- (オプション) [構成] をクリックして新しい証明書を生成またはアップロードします。
オプション |
操作 |
自己署名の証明書を生成およびインストールします。 |
[生成とインストール] をクリックします。 |
既存の SSL 証明書のアップロード |
[PKCS#12 (*.pfx) ファイルのアップロード] テキスト ボックスの横にある [参照] をクリックし、既存の証明書を参照して、[アップロードとインストール] をクリックします。 |
- (オプション) [セキュリティ] をクリックして vSphere Replication サーバのスーパー ユーザー パスワードを変更します。
root はスーパー ユーザーです。
- (オプション) [ネットワーク] タブをクリックし、ネットワーク設定を変更します。
オプション |
操作 |
現在のネットワーク設定の表示 |
[Status] をクリックします。 |
固定および DHCP IPv4 および IPv6 アドレスの設定 |
- [アドレス] をクリックし、IPv4 アドレスとして [DHCP]、[固定]、または[なし] を選択します。
- IPv6 アドレスには [自動] または [固定] を選択します。[固定] を選択する場合は、使用するデフォルト ゲートウェイおよび DNS サーバ アドレスを入力します。
|
プロキシ サーバの構成 |
[プロキシ] をクリックし、[プロキシ サーバを使用する] チェック ボックスをオンにして、プロキシ サーバのアドレスとポート番号を入力します。 |
設定の保存 |
[設定の保存] をクリックしない場合、変更は破棄されます。 |
- (オプション) の順に選択して、vSphere Replication サービスを再起動します。
- (オプション) の順に選択して vSphere Replication サーバ アプライアンスを再起動します。
次のタスク
すでに登録されている vSphere Replication サーバの SSL 証明書を変更すると、vSphere Replication は切断状態になります。Site Recovery Manager インターフェイスの vSphere Replication ビューにある [VR サーバの登録] をクリックして証明書を検証して、vSphere Replication アプライアンスと追加のサーバを再接続します。