Site Recovery Manager 8.2 for Windows から Site Recovery Manager Virtual Appliance に移行するには、特定の操作を実行する必要があります。

注: 統合 IPv6 環境を使用していて、 Site Recovery Manager Virtual Appliance に移行する場合は、 Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用してアプライアンスを再構成する必要があります。

前提条件

  • Site Recovery Manager for Windows インスタンスがバージョン 8.2 にアップグレードされていることを確認します。
  • Windows ホスト マシンで Site Recovery Manager Server を停止します。
  • Site Recovery Manager Virtual Appliance をデプロイします。

手順

  1. Site Recovery Manager for Windows ホスト マシンにログインします。
  2. コマンド プロンプトを開き、 Site Recovery Manager インストール ディレクトリ %SRM_INSTALL_DIR%\binbin フォルダに移動します。
  3. 次のスクリプトを実行します。
    export-srm-data.bat <export_dir>
    注: <export_dir> への書き込みアクセス権が必要です。
  4. プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
  5. エクスポートしたディレクトリを Site Recovery Manager Virtual Appliance ホスト マシンに転送します。
  6. Windows ホスト マシンをシャットダウンします。
  7. Site Recovery Manager Virtual Appliance ホスト マシンに root としてログインします。
  8. (オプション) 信頼できる環境の場合は、ルート CA 証明書をインポートします。
    注: 証明書は .pem 形式にする必要があります。
    1. 証明書を /etc/ssl/certs にコピーします。
    2. 証明書の権限を変更するには、次のコマンドを実行します。
      chmod a+r <new-root-ca>.pem
    3. c_rehash を実行します。
    4. Site Recovery Manager Server 証明書をインポートするには、Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用します。
  9. 次のスクリプトを実行します。
    /opt/vmware/srm/bin/import-srm-data.sh <export_dir>
    1. (オプション) 信頼できる環境の場合は、OS の管理者パスワードを入力します。
    2. (オプション) プロンプトが表示されたら、Platform Services ControllervCenter Server のサムプリントを入力します。
    3. vCenter Single Sign-On の管理者ユーザー名を入力します。
    4. vCenter Single Sign-On の管理者パスワードを入力します。
    5. root パスワードを入力します。
    6. 認証情報ファイルのデータのエクスポート時に設定したパスワードを入力します。
  10. (オプション) Site Recovery Manager Appliance の DNS 設定を実行します。
    1. 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
    2. [ネットワーク] をクリックします。
    3. ネットワークを設定するには、[編集] をクリックします。
    4. [ホスト名と DNS] ペインで DNS を設定します。
      メニュー項目 説明
      DNS 設定を自動的に取得 ネットワークから DNS 設定を自動的に取得します。
      DNS 設定を手動で入力 手動で設定した DNS アドレス設定を使用します。このオプションを選択する場合は、プライマリおよびセカンダリ DNS サーバの IP アドレスを指定する必要があります。
    5. [eth0] ペインで、IPv4 または IPv6 プロトコル タイプを選択し、IP アドレスを設定します。
      • IPv4 アドレスを設定します。
        オプション 説明
        IPv4 設定を自動的に取得 ネットワークからアプライアンスの IP アドレスを取得します。
        IPv4 設定を手動で入力 手動で設定した IPv4 アドレスを使用します。
        1. IPv4 アドレスを入力します。
        2. サブネット プリフィックス長を入力します。
        3. デフォルトの IPv4 ゲートウェイを入力します。
      • IPv6 アドレスを設定します。
        オプション 説明
        DHCP を使用して IPv6 設定を自動的に取得 DHCP を使用することで、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。
        注: この設定を適用するには、 Site Recovery Manager Appliance を再起動する必要があります。
        ルーターのアドバタイズを使用して IPv6 設定を自動的に取得 ルーターのアドバタイズを使用することにより、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。
        固定 IPv6 アドレスを使用 手動で設定した固定 IPv6 アドレスを使用します。
        1. [アドレス] ボックスに、IPv6 アドレスとサブネット プリフィックス長を入力します。
        2. 追加の IPv6 アドレスを入力するには、[追加] をクリックします。
        3. デフォルトの IPv6 ゲートウェイを入力します。
    6. [保存] をクリックします。
  11. (オプション) Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用して、ストレージ レプリケーション アダプタ (SRA) をインポートします。
    1. 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
    2. [ストレージ レプリケーション アダプタ] をクリックし、[新規アダプタ] をクリックします。
    3. [アップロード] をクリックし、SRA ファイルを保存したディレクトリに移動して選択します。
    4. 処理が完了したら、[閉じる] をクリックします。
  12. [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[アクション] > [再接続] の順にクリックします。
    1. リストから 1 つ目のサイトを選択します。2 つ目のサイト上にある Site Recovery Manager ServerPlatform Services Controller のアドレスを入力し、ユーザー名とパスワードを入力して、[次へ] をクリックします。
    2. 再構成する vCenter Server とサービスを選択し、[次へ] をクリックします。
    3. [設定内容の確認] 画面でペアリングの設定を確認し、[終了] をクリックします。