Site Recovery Manager Server をインストールする前に、複数のタスクを実行して、特定の情報が揃っていることを確認します。

  • 両方のサイトに Platform Services ControllervCenter Server の適切なバージョンをインストールします。vCenter ServerSite Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.3/rn/srm-compat-matrix-8-3.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.3 互換性マトリックス』の「vCenter Server の要件」を参照してください。
  • Platform Services ControllervCenter Server および vSphere Replication のインストールと構成を行う場合、可能な限り IP アドレスではなく完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用します。IP アドレスではなく FQDN を使用すると、たとえば DHCP を使用して vSphere インフラストラクチャの変更が、Site Recovery Manager の再デプロイや再構成をすることなく、行えます。多くの認証局は SAN や CN 値の IP アドレスを使用する証明書を受け付けないため、カスタム証明書を使用する場合も FQDN を使用する必要があります。
  • Site Recovery Manager のデプロイ方法に影響を与えるサイト上での Platform Services ControllervCenter Server および vCenter Single Sign-On のデプロイ方法。vCenter Server のデプロイ モデルがどのような影響を Site Recovery Manager に与えるかについては、Site Recovery Manager と vCenter Server のデプロイ モデルを参照してください。
  • 両方のサイトの Platform Services Controller インスタンスのアドレスを取得します。Site Recovery Manager のインストール中は、 Platform Services Controllerを実行してアクセス可能な状態にしておく必要があります。
  • Platform Services ControllervCenter Server および Site Recovery Manager Server が実行されているシステムのクロック設定を同期します。これらのシステム間の時刻管理の競合を回避するには、NTPD (network time protocol daemon)、W32Time、VMware Tools の時刻同期などの永続的な同期エージェントを使用します。仮想マシンで Platform Services ControllervCenter ServerSite Recovery Manager Server を実行している場合は、仮想マシンを実行しているESXi ホストで NTP 時刻同期を設定します。時刻合わせのベスト プラクティスの詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1318を参照してください。
  • 起動する際に Site Recovery Manager インストーラは、検証のために Platform Services Controller の SSL/TLS 証明書を表示します。証明書を検証できるように必要な情報を取得します。
  • ローカルおよびリモート サイト両方の vCenter Single Sign-On の管理者ユーザー名とパスワードを取得します。
  • Site Recovery Manager をインストールするマシンのフォルダに、Site Recovery Manager インストール ファイルをダウンロードします。
  • Site Recovery Manager Server のインストールと実行を行うシステムで適切な権限を持つ Windows ユーザー アカウントを取得します。指定のユーザー アカウントで実行するように Site Recovery Manager サービスを構成できます。このアカウントは、Site Recovery Managerのインストール先マシンの管理グループ メンバーであるローカル ユーザーまたはドメイン ユーザーにすることができます。または、Site Recovery Manager を構成してインストール中はローカル システムのアカウントで実行することができます。
  • Site Recovery Manager Server をインストールする Windows マシンで、保留中になっている再起動がないことを確認します。Windows アップデータのサイレント インストールなど、他のインストールが実行されていないことを確認します。再起動が保留されていたり、インストールが実行中だったりすると、Site Recovery Manager Serverまたは組み込みの Site Recovery Manager データベースのインストールに失敗することがあります。
  • 保護対象の仮想マシンが少ない環境では、Site Recovery Manager ServervCenter Server を同じシステム上で実行できます。Site Recovery Manager および vCenter Server の上限に近づきつつある環境では、vCenter Server がインストールされているシステムとは別のシステムに Site Recovery Manager Server をインストールしてください。Site Recovery Manager ServervCenter Server を同じシステムにインストールすると、大規模環境で管理タスクを実行することが難しくなる可能性があります。また、仮想マシンに Site Recovery Manager Server をインストールし、この仮想マシンが vCenter Server を実行するマシンと同一ではない場合、vSphere High Availability と VMware Fault Tolerance を使用し、Site Recovery Manager Server 仮想マシンを保護することができます。

  • カスタム証明書を使用する場合、適切な証明書ファイルを取得します。Site Recovery Manager でカスタム SSL/TLS 証明書を使用する際の要件を参照してください。
  • IPv6 ネットワークで Site Recovery Managerを構成する場合は、Site Recovery Manager ServervCenter ServerESXi ホストおよび外部データベース(使用されている場合)の IPv6 アドレスが DNS サーバの完全修飾ドメイン名にマッピングされていることを確認します。FQDN を使用して Site Recovery Manager Serverをインストールし、すべての接続に固定 IPv6 アドレスではなく、FQDN のみを使用します。
  • 組み込みデータベースを使用していない場合は、Site Recovery Manager データベースのユーザー名とパスワードを取得します。
  • 組み込みの Site Recovery Manager データベースを使用しない場合、Site Recovery Manager には、64 ビットのオープン データベース接続 (ODBC) 用のデータベース ソース名 (DSN) が必要です。Site Recovery Manager インストーラを実行する前に ODBC システム DSN を作成することも、インストール プロセス中に DSN を作成することもできます。ODBC システム DSN の作成の詳細については、Site Recovery Manager 用の ODBC システム DSN の作成 を参照してください。組み込みの Site Recovery Manager データベースを使用する場合は、Site Recovery Manager インストーラによって、必要な DSN が作成されます。
  • 組み込みの Site Recovery Manager データベースを使用しない場合は、Site Recovery Manager Server をインストールする前に、両方のサイトで Site Recovery Manager データベース サービスを構成して起動する必要があります。各 Site Recovery Manager インスタンスには個別のデータベース必要です。Site Recovery Manager データベースの作成を参照してください。
  • Site Recovery ManagervSphere Replication とともに使用する場合は、vSphere Replication をインストールする前に、保護サイトとリカバリ サイトの両方に適切なバージョンの Site Recovery Manager Server をデプロイする必要があります。インストール中、Site Recovery Manager インストーラによって vSphere Replication のバージョンが検証され、互換性のないバージョンが検出されるとインストールが停止します。vSphere Replication のインストール後に Site Recovery Manager Server をインストールすると、この検証は実行されず、互換性のないバージョンとして見なされる可能性があります。Site Recovery ManagervSphere Replication のバージョンに互換性がないと、vSphere Web Client が動作を停止することがあります。vSphere ReplicationSite Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.3/rn/srm-compat-matrix-8-3.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.3 互換性マトリックス』の「vSphere Replication の要件」を参照してください。

  • すでにインストールされている互換性のないバージョンの vSphere Replication をアップグレードできない場合は、vSphere Replication を両方の vCenter Server インスタンスから登録解除してから Site Recovery Manager をインストールします。Site Recovery ManagervSphere Replication のバージョンに互換性がないと、vSphere Web Client が動作を停止することがあります。vSphere Replication の互換性のないバージョンの登録解除を参照してください。
  • ブラウザの Adobe Flash Player 設定を最適化して vSphere Web Client で使用可能なストレージ領域を増やします。Site Recovery Manager でリカバリを実行すると、Flash Player が消費を許可されているストレージ領域のデフォルト量を超える場合があります。vSphere Web ClientSite Recovery Manager 用に Flash Player 設定を最適化する方法については、http://kb.vmware.com/kb/2106096 を参照してください。