通常の Site Recovery Manager インストールでは、保護サイトは業務に不可欠なデータセンター サービスを提供します。リカバリ サイトは、Site Recovery Manager がこれらのサービスを移行できる代替インフラストラクチャです。

保護サイトには、vCenter Server が重要なビジネス ニーズをサポートする任意のサイトを指定できます。リカバリ サイトは、保護サイトから何千マイル離れた場所にも配置できます。逆に、冗長性を確立する手段として同じ室内に配置することもできます。通常、リカバリ サイトは、保護サイトに影響を与える環境、インフラストラクチャ、またはその他の障害による影響を受けにくい設備に配置されます。各サイトが他方のリカバリ サイトとして機能する双方向の保護を確立できます。双方向保護を参照してください。

図 1. Site Recovery Manager の保護サイトとリカバリ サイト
SRM サイト ペアリングとリカバリ プロセス

各サイトの vSphere の構成は、Site Recovery Manager の要件を満たす必要があります。

  • vCenter Server のバージョンは、Site Recovery Manager のバージョンと互換性がある必要があります。vCenter ServerSite Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.5/rn/srm-compat-matrix-8-5.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.5 互換性マトリックス』の「vCenter Server の要件」を参照してください。
  • 各サイトには、少なくとも 1 つのデータセンターが必要です。
  • アレイベース レプリケーションを使用する場合、両方のサイトで同じレプリケーション テクノロジーが使用でき、アレイがペアリングされている必要があります。
  • vSphere Replication を使用する場合は、両方のサイトに vSphere Replication アプライアンスが必要です。vSphere Replication アプライアンスは、相互に接続されている必要があります。
  • vSphere Replication のバージョンは、Site Recovery Manager のバージョンと互換性がある必要があります。vSphere ReplicationSite Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.5/rn/srm-compat-matrix-8-5.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.5 互換性マトリックス』の「vSphere Replication の要件」を参照してください。
  • リカバリ サイトは、保護サイトと同じ仮想マシンおよび負荷をサポートできるハードウェア、ネットワーク、およびストレージ リソースを備えている必要があります。そこで保護されていない仮想マシンを追加して実行することで、リカバリ サイトをオーバーサブスクライブできます。この場合、リカバリ中にリカバリ サイトの重要度の低い仮想マシンをサスペンドする必要があります。
  • サイトは、信頼性の高い IP ネットワークによって接続されている必要があります。アレイベース レプリケーションを使用する場合、ネットワーク接続要件がアレイのネットワーク要件を満たしていることを確認してください。
  • リカバリ サイトは、保護サイトと同等のパブリックおよびプライベート ネットワークにアクセスできる必要があります。ただし、ネットワーク アドレスの範囲は同じでなくてもかまいません。