Site Recovery Manager 8.3.x for Windows から Site Recovery Manager 8.3.x 仮想アプライアンスに移行するには、特定の操作を実行する必要があります。

注: 統合 IPv6 環境を使用していて、 Site Recovery Manager Virtual Appliance に移行する場合は、 Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用してアプライアンスを再構成する必要があります。

前提条件

  • Site Recovery Manager for Windows インスタンスがバージョン 8.3.x にアップグレードされていることを確認します。
  • Windows ホスト マシンで Site Recovery Manager Server を停止します。
  • Site Recovery Manager 8.3.x 仮想アプライアンスをデプロイします。IP アドレスとホスト名は、同一の場合でも異なっている場合でもアプライアンスで使用可能です。

手順

  1. Site Recovery Manager for Windows ホスト マシンにログインします。
  2. コマンド プロンプトを開き、 Site Recovery Manager インストール ディレクトリ %SRM_INSTALL_DIR%\binbin フォルダに移動します。
  3. 次のスクリプトを実行します。
    export-srm-data.bat <export_dir>
    注: <export_dir> への書き込みアクセス権が必要です。
  4. プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
  5. Site Recovery Manager 仮想アプライアンス管理インターフェイスに管理者としてログインして SSH を有効にすることで、移行ファイルをコピーし、アプライアンスに接続して移行を完了できるようにします。
  6. エクスポートしたディレクトリを Site Recovery Manager Virtual Appliance ホスト マシンに転送します。
  7. Windows ホスト マシンをシャットダウンします。
  8. Site Recovery Manager Virtual Appliance ホスト マシンに root としてログインします。
  9. (オプション) 信頼されている環境の場合、Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用して、ユーザー固有のルート CA 証明書と Site Recovery Manager Server 証明書をインポートします。
    注: 証明書は .pem 形式にする必要があります。
  10. 次のスクリプトを実行します。
    /opt/vmware/srm/bin/import-srm-data.sh <export_dir>
    1. (オプション) 信頼できる環境の場合は、OS の管理者パスワードを入力します。
    2. (オプション) プロンプトが表示されたら、Platform Services ControllervCenter Server のサムプリントを入力します。
    3. vCenter Single Sign-On の管理者ユーザー名を入力します。
    4. vCenter Single Sign-On の管理者パスワードを入力します。
    5. root パスワードを入力します。
    6. 認証情報ファイルのデータのエクスポート時に設定したパスワードを入力します。
  11. (オプション) Site Recovery Manager Appliance の DNS 設定を実行します。
    1. 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
    2. [ネットワーク] をクリックします。
    3. ネットワークを構成するには、[編集] をクリックします。
    4. [ホスト名と DNS] ペインで DNS を設定します。
      メニュー項目 説明
      DNS 設定を自動的に取得 ネットワークから DNS 設定を自動的に取得します。
      DNS 設定を手動で入力 手動で設定した DNS アドレス設定を使用します。このオプションを選択する場合は、プライマリおよびセカンダリ DNS サーバの IP アドレスを指定する必要があります。
    5. [eth0] ペインで、IPv4 または IPv6 プロトコル タイプを選択し、IP アドレスを設定します。
      • IPv4 アドレスを設定します。
        オプション 説明
        IPv4 設定を自動的に取得 ネットワークからアプライアンスの IP アドレスを取得します。
        IPv4 設定を手動で入力 手動で設定した IPv4 アドレスを使用します。
        1. IPv4 アドレスを入力します。
        2. サブネット プリフィックス長を入力します。
        3. デフォルトの IPv4 ゲートウェイを入力します。
      • IPv6 アドレスを設定します。
        オプション 説明
        DHCP を使用して IPv6 設定を自動的に取得 DHCP を使用することで、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。
        注: この設定を適用するには、 Site Recovery Manager Appliance を再起動する必要があります。
        ルーターのアドバタイズを使用して IPv6 設定を自動的に取得 ルーターのアドバタイズを使用することにより、ネットワークからアプライアンスに IPv6 アドレスを割り当てます。
        固定 IPv6 アドレスを使用 手動で設定した固定 IPv6 アドレスを使用します。
        1. [アドレス] ボックスに、IPv6 アドレスとサブネット プリフィックス長を入力します。
        2. 追加の IPv6 アドレスを入力するには、[追加] をクリックします。
        3. デフォルトの IPv6 ゲートウェイを入力します。
    6. [保存] をクリックします。
  12. (オプション) Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスを使用して、ストレージ レプリケーション アダプタ (SRA) をインポートします。
    1. 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
    2. [ストレージ レプリケーション アダプタ] をクリックし、[新規アダプタ] をクリックします。
    3. [アップロード] をクリックし、SRA ファイルを保存したディレクトリに移動して選択します。
    4. 処理が完了したら、[閉じる] をクリックします。
  13. [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[アクション] > [再接続] の順にクリックします。
    1. リストから 1 つ目のサイトを選択します。2 つ目のサイト上にある Site Recovery Manager ServerPlatform Services Controller のアドレスを入力し、ユーザー名とパスワードを入力して、[次へ] をクリックします。
    2. 再構成する vCenter Server とサービスを選択し、[次へ] をクリックします。
    3. [設定内容の確認] 画面でペアリングの設定を確認し、[終了] をクリックします。