Oracle Cloud VMware Solution での各 Site Recovery Manager インスタンスは、一定数の保護された仮想マシン、保護グループ、リカバリ プラン、および同時リカバリをサポートします。

Site Recovery Manager の保護およびリカバリの上限

表 1. Site Recovery Manager の保護およびリカバリの上限
アイテム 最大値
Oracle Cloud VMware Solution での SDDC あたりの保護対象仮想マシンの合計数 4000
注: 仮想マシン 4000 台の規模にするには、複数の vSphere Replication ノード間のレプリケーションを手動で調整する必要があります。環境に追加の vSphere Replication サーバを手動で追加する必要があります。『 vSphere Replication の管理』ガイドの 追加の vSphere Replication サーバのデプロイを参照してください。
vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象の仮想マシンの最大数(組み込みの vSphere Replication サーバを使用) 400
vSphere Replication サーバあたりの保護対象の仮想マシンの最大数。 400
保護グループあたりの仮想マシンの合計数 500
リカバリ プランの合計数 250
リカバリ プランごとの保護グループの合計数 250
リカバリ プランごとの仮想マシンの合計数 2000
複数のリカバリ プランで同時に開始できる仮想マシン リカバリの合計数 2000

双方向保護

サイト B がサイト A のリカバリ サイトとして機能し、同時にサイト A がサイト B のリカバリ サイトとして機能する双方向保護を確立する場合、制限はサイトごとではなく、両方のサイトにわたって適用されます。双方向保護環境では、各サイトで異なる数の仮想マシンを保護することができますが、両方のサイトで保護される仮想マシンの合計数が制限を超えることはできません。

たとえば、vSphere Replication を使用してサイト A からサイト B に対して 2600 台の仮想マシンを保護する場合、vSphere Replication を使用してサイト B からサイト A に対して最大 1400 台の仮想マシンを保護できます。双方向保護のために vSphere Replication を使用している場合は、両方のサイトにわたって最大 4000 台の仮想マシンを保護できます。

VMware Site Recovery の IP アドレスのカスタマイズの上限

リカバリされた仮想マシンの IP カスタマイズを実装する場合は、DHCP、固定 IPv4 アドレス、または固定 IPv6 アドレスを使用して NIC ごとに最大 1 つの IP アドレスを構成できます。固定 IPv4 または IPv6 アドレスの場合、NIC ごとに次の情報を提供します。
  • 1 つの IP アドレス
  • サブネット情報
  • 1 つのゲートウェイ サーバ アドレス
  • 2 台の DNS サーバ(プライマリおよびセカンダリ)

また、Windows 仮想マシンの場合のみ、DHCP または IPv4 に対して 2 つの WINS アドレスを設定します。

15 分未満の目標復旧ポイント

15 分未満の目標復旧ポイント (RPO) の詳細については、『vSphere Replication の管理』ガイドの「目標復旧ポイント」を参照してください。