IP アドレス マップ レポータは、サイトと復旧プランでグループ分けされた、保護仮想マシンとそのプレースホルダの IP プロパティを説明する XML ドキュメントを生成します。この情報は、復旧プランのネットワーク要件の理解に役立ちます。

IP アドレス マップ レポータは両方のサイトに接続する必要があるため、ユーザーはいずれかのサイトでコマンドを実行できます。コマンドの実行時に、各サイトの vCenter Server ログイン認証情報を入力するよう求めるプロンプトが表示されます。

手順

  1. 保護サイトまたはリカバリ サイトのいずれかの Site Recovery Manager Server ホストにログインし、コマンド プロンプトを開きます。
  2. 作業ディレクトリを /opt/vmware/srm/bin/ に変更します。
  3. dr-ip-reporter コマンドを実行します。
    • Platform Services Controller に単一の vCenter Server インスタンスがある場合には、以下のコマンドを実行します。
      /opt/vmware/srm/bin/dr-ip-reporter --cfg "/opt/vmware/srm/conf/vmware-dr.xml" 
      --out path_to_report_file.xml 
      --uri "https://Platform_Services_Controller_address[:port]/lookupservice/sdk"

      この例では、dr-ip-reporterSite Recovery Manager Servervmware-dr.xml ファイルを指定し、https://Platform_Services_Controller_addressPlatform Services Controller に関連付けられた vCenter Server インスタンスにレポート ファイルを生成しています。

    • 複数の vCenter Server インスタンスがある Platform Services Controller を使用している場合は、--vcid パラメータに vCenter Server ID を指定する必要があります。
      /opt/vmware/srm/bin/dr-ip-reporter --cfg "/opt/vmware/srm/conf/vmware-dr.xml"
      --out "path_to_report_file.xml"
      --uri "https://Platform_Services_Controller_address[:port]/lookupservice/sdk"
      --vcid vCenter_Server_ID

      この例では、dr-ip-reporterSite Recovery Manager Servervmware-dr.xml ファイルを指定し、ID が vCenter_Server_IDvCenter Server インスタンスにレポート ファイルを生成しています。

      注: vCenter Server ID は vCenter Server の名前とは同じではありません。
    • ネットワークのリストを特定のリカバリ プランが必要とするものだけに制限するには、コマンド ラインに --plan オプションを含めます。

      /opt/vmware/srm/bin/dr-ip-reporter --cfg "/opt/vmware/srm/conf/vmware-dr.xml"
      --out "path_to_report_file.xml"
      --uri "https://Platform_Services_Controller_address[:port]/lookupservice/sdk" 
      --plan recovery_plan_name