Site Recovery Manager は、リカバリ手順の種類に基づいて、異なる方法でカスタム リカバリ手順の障害を処理します。

Site Recovery Manager は、すべてのカスタム リカバリ手順を実行しようとしますが、一部のコマンド リカバリ手順を終了できない場合があります。

コマンド リカバリ手順

デフォルトでは、Site Recovery Manager はコマンド リカバリ手順が終了するまで 5 分間待機します。タイムアウトは、コマンドごとに構成することができます。コマンドがこのタイムアウト期間内に終了した場合は、復旧プラン内の次の復旧ステップが実行されます。カスタム コマンドに失敗した場合の Site Recovery Manager の処理方法は、コマンドの種類に応じて異なります。

コマンドの種類 説明
トップレベルのコマンド リカバリ手順に失敗すると、Site Recovery Manager はその失敗をログに記録し、[リカバリ手順] タブに警告を表示します。後続のカスタム復旧ステップが続けて実行されます。
仮想マシンごとのコマンド 仮想マシンのパワーオンの前または後に、バッチで実行します。1 つのコマンドが失敗すると、バッチ内の残りの仮想マシンごとのコマンドは実行されません。たとえば、パワーオン前に実行するコマンドを 5 つ追加し、パワーオン後に実行するコマンドを 5 つ追加した場合、パワーオン前にそのバッチの 3 番目のコマンドが失敗すると、パワーオン前に実行する残りの 2 つのコマンドは実行されません。Site Recovery Manager は仮想マシンをパワーオンしないため、パワーオン後のコマンドを実行できません。

メッセージ プロンプト リカバリ手順

メッセージ プロンプトを発行するカスタム復旧ステップが失敗することはありません。代わりに、プロンプトが閉じるまで、リカバリ プランは一時停止します。