vSphere Replication 保護グループを含むテスト リカバリ、計画移行、およびリカバリ プランの再保護中に、仮想マシンの同期手順がエラーにより失敗します。

問題

vSphere Replication 保護グループの仮想マシンの同期が、「エラー - VRM グループ <使用不可> の VR 同期が失敗しました。オブジェクトがすでに削除されているか、オブジェクトの作成が完了していません」というエラー メッセージが表示されて失敗します。

原因

保護グループ内の 1 つ以上の仮想マシンの過剰な I/O トラフィックにより、同期が終了する前にタイムアウトすることがあります。これはトラフィックが過剰なために発生することがあります。たとえば、ログ レベルを最詳細モードに設定すると、過剰な I/O トラフィックが発生することがあります。

解決方法

  1. Site Recovery Manager Server ホストにログインします。
  2. テキスト エディタで vmware-dr.xml ファイルを開きます。
    vmware-dr.xml ファイルは /opt/vmware/srm/conf/ ディレクトリにあります。
  3. <topology><drTaskCleanupTime> 要素を vmware-dr.xml ファイルに追加します。
    <topology> 要素は、 <Config> タグの最上位レベルの任意の場所に追加できます。 <drTaskCleanupTime> 値を少なくとも 300 秒に設定します。ログ レベルを最詳細に設定する場合は、 <drTaskCleanupTime> を 1000 秒に設定します。
    <topology>
       <drTaskCleanupTime>1000</drTaskCleanupTime>
    </topology>
  4. vmware-dr.xml ファイルを保存して閉じます。
  5. Site Recovery Manager Server サービスを再起動して新しい設定を適用します。