完了するまでに長時間かかるタスクを実行する場合、タスクの完了前にリモート サイトのデフォルト タイムアウト期間が経過する可能性があります。時間のかかるタスクが完了できるように、追加のタイムアウトを構成できます。

時間のかかるタスクは、大きな仮想マシンのテスト リカバリまたはクリーンアップなどが考えられます。仮想マシンに大容量ディスクがある場合は、テスト リカバリまたはフル リカバリの実行に長時間かかることがあります。デフォルトのタイムアウト期間中は、サイト間の接続が監視されます。タスクが完了するまでの時間がデフォルトのタイムアウト期間より長く、タスクの実行中に他のサイトに通知が送信されない場合は、タイムアウトになることがあります。この場合、リモート マネージャ設定を変更して時間のかかるタスクが完了するまでに Site Recovery Manager がタイムアウトしないようにできます。

手順

  1. vSphere Client で、[Site Recovery] > [Site Recovery を開く] の順にクリックします。
  2. [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
  3. 左側のペインで [構成] > [詳細設定] > [リモート マネージャ] の順にクリックします。
  4. サイトを選択し、[編集] をクリックして、リモート マネージャの設定を変更します。
    オプション 操作
    リモート処理が完了するまで待機する最長時間を構成します。デフォルト値は 900 秒です。 [remoteManager.defaultTimeout] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    仮想マシンを Site Recovery Manager で保護されているとマークします。デフォルト値は true です。 スライダを移動して、[remoteManager.enableCustomFields] の値を変更します。
    リモート サイトでリクエストを集計するまで待機する期間を設定します。デフォルト値は 2,000 ミリ秒です。 [remoteManager.powerOnAggregationInterval] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    キャンセルされたタスクが停止するまで待機する最長時間を構成します。デフォルト値は 300 秒です。 [remoteManager.taskCancelDefaultTimeout] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    リモート サイトでタスクが完了する追加タイムアウト期間を構成します。デフォルト値は 900 秒です。 [remoteManager.taskDefaultTimeout] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    リモート タスクが進行状況を報告するまで待機する秒数を構成します。各リモート タスクで、指定したタイムアウトは、Site Recovery Manager がリモート タスクの完了を待機する最小の時間になります。この時間に進行状況を受信した場合、タスクが完了するまでの許容時間が延長されます。デフォルト値は 180 秒です。 [remoteManager.taskProgressDefaultTimeout] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    失敗した場合に仮想マシンのパワーオンを試行する回数を構成します。デフォルト値は 5 回です。 [remoteManager.vmPowerOnRetryCount] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    失敗した場合に仮想マシンのゲスト OS のシャットダウンを試行する回数を構成します。デフォルト値は 5 回です。 [ remoteManager.vmGuestShutDownRetryCount] テキスト ボックスに別の値を入力します。
    失敗した場合に仮想マシンの設定の再構成を試行する回数を構成します。デフォルト値は 5 回です。 [remoteManager.vmReconfigureRetryCount] テキスト ボックスに別の値を入力します
    xVC-vMotion のタイムアウトを待機する秒数を構成します。デフォルト値は 3,600 秒です。 [remoteManager.xVcVMotionTimeout] テキスト ボックスに別の値を入力します。
  5. 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。