クラスタでアドミッション コントロールを使用してリカバリ サイトのリソースを予約できます。

ただし、リカバリ プランの実行時に Site Recovery Manager が仮想マシンをパワーオンするのを防止するため、ディザスタ リカバリに影響を与える可能性があります。仮想マシンがパワーオンになることで関連したアドミッション コントロールの制約が違反される場合、アドミッション コントロールは仮想マシンがパワーオンするのを防止する可能性があります。

リカバリ プランにコマンド ステップを追加して、リカバリ中にアドミッション コントロールを無効にする PowerCLI スクリプトを実行できます。コマンド ステップの作成については、カスタム リカバリ手順の作成 を参照してください。

  1. リカバリ プランに、PowerCLI スクリプトを実行してアドミッション コントロールを無効にするパワーオン前のコマンド ステップを作成します。
    Get-Cluster cluster_name | Set-Cluster -HAAdmissionControlEnabled:$false
  2. リカバリプランに、仮想マシンのパワーオン後にアドミッション コントロールを再度有効にするパワーオン後のコマンド ステップを作成します。
    Get-Cluster cluster_name | Set-Cluster -HAAdmissionControlEnabled:$true

リカバリ中にアドミッション コントロールを無効にした場合は、テスト リカバリに続いてクリーンアップを実行した後に、手動でアドミッション コントロールを再度有効にする必要があります。アドミッション コントロールを無効にすると、HA (High Availability) がリカバリ サイトで仮想マシンを再起動する機能に影響を与えることがあります。アドミッション コントロールは長時間無効にしないでください。