Site Recovery Manager のコア ダンプ設定を構成してコア ダンプ ファイルの場所を変更し、ファイルを圧縮することができます。

Site Recovery Manager コア ダンプの設定は Site Recovery Manager Servervmware-dr.xml 構成ファイルで変更できます。

手順

  1. Site Recovery Manager Server ホストにログインします。
  2. テキスト エディタで vmware-dr.xml ファイルを開きます。
    vmware-dr.xml ファイルは /opt/vmware/srm/conf/ ディレクトリにあります。
  3. vmware-dr.xml ファイルの <coreDump> セクションを変更してコア ダンプを格納する Site Recovery Manager Server 上の場所を変更します。
    注: コア ダンプ ファイルの場所を変更する場合は、新しいディレクトリに書き込むために必要な権限が Site Recovery Manager ユーザー アカウントにあることを確認する必要があります。
    コア ダンプのデフォルトの場所は /var/log/vmware/srm/DumpFiles です。
  4. コアダンプのシステム パラメータを使用して作成および圧縮されるダンプ ファイルの数を制限します。
    <debug>
      <dumpCoreCompression>true,false</dumpCoreCompression>
      <dumpFullCore>true,false</dumpFullCore>
    </debug>
    パラメータ 説明
    dumpCoreCompression 指定しない場合、デフォルトの値は false になります。Site Recovery Manager Server は、コア ダンプ ファイルの作成中に前のコア ダンプ ファイルを圧縮しません。true を指定すると、Site Recovery Manager Server は新しいコア ダンプの作成時にすべての古いコア ダンプを圧縮します。
    dumpFullCore 指定しない場合、デフォルトの値は false になります。Site Recovery Manager Server が数 MB のコア ダンプ ファイルを生成します。これは、問題が発生したときのサポートのヒントになります。この値を true に設定すると、Site Recovery Manager Server は、コア ダンプ発生時のワークロードに応じてサイズが数 GB になることがある、完全なコア ダンプ ファイルを生成します。この大きいファイルは、問題が発生したときのサポートに役立ちます。ディスク容量に余裕がある場合は、この値を true に設定します。
  5. コア ダンプ ファイルの最大数を変更するには、<debug> セクションに行を追加します。
    <maxCoreDumpFiles>max files</maxCoreDumpFiles>
    指定しない場合、デフォルトの値は 4 です。この値で、コア ダンプ ディレクトリ内に保持するコア ダンプ ファイルの最大数を指定します。 Site Recovery Manager Server がコア ダンプを作成すると、 dumpFullCore が true の場合は特に、 Site Recovery Manager Server は必要に応じて古いファイルを削除し、ファイルが最大数を超えてディスク領域を消費しすぎないようにします。