共有リカバリ サイト構成では、すべてが同じ vCenter Server インスタンスを共有リカバリ サイトに拡張する複数の Site Recovery Manager Server インスタンスをデプロイできます。
共有リカバリ サイトにデプロイする Site Recovery Manager Server インスタンスは、保護サイトのそれぞれの Site Recovery Manager Server に対応します。
前提条件
- 1 つ以上の保護サイトを作成し、それぞれに一意の Site Recovery Manager 拡張機能 ID を構成した Site Recovery Manager Server インスタンスがあります。
- この情報は、Site Recovery Manager の標準デプロイ手順の知識があることを前提としています。Site Recovery Manager の標準デプロイについては、Site Recovery Manager Virtual Appliance のデプロイ を参照してください。
手順
- 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
- [サマリ] タブをクリックし、[アプライアンスの構成] をクリックします。
- [Platform Services Controller] 画面で、 Site Recovery Manager Appliance をデプロイしたサイトに関する情報を入力します。
メニュー項目 |
説明 |
アドレス |
Site Recovery Manager の登録に使用した vCenter Server のホスト名(小文字)または IP アドレスを入力します。 |
PSC のポート |
デフォルト値である 443 を受け入れるか、vCenter Server が別のポートを使用している場合は新しい値を入力します。 vCenter Server は HTTPS 経由の接続のみをサポートします。 |
ユーザー名 |
この vCenter Server インスタンスが属する vCenter Single Sign-On ドメインの vCenter Single Sign-On ユーザー名を入力します。このユーザー アカウントは、vCenter Server インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者グループのメンバーであることが必要です。 |
パスワード |
指定された vCenter Single Sign-On ユーザー名に対するパスワード。 |
- プロンプトが表示されたら、[接続] をクリックして、vCenter Server 証明書を確認します。
- [vCenter Server] 画面で、 Site Recovery Manager Appliance を登録するための vCenter Server インスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
注意: ドロップダウン メニューには、登録されたすべての
vCenter Server インスタンスが含まれます。拡張リンク モードを使用する環境では、他の
vCenter Server インスタンスも含まれる場合があります。正しい
vCenter Server インスタンスを選択していることを確認してください。
Site Recovery Manager Appliance を構成した後は、別の
vCenter Server インスタンスを選択することはできません。
- [名前と拡張機能] 画面で、Site Recovery Manager を vCenter Server に登録するために必要な情報を入力し、デフォルトの Site Recovery Manager 拡張機能 ID を選択するか、カスタム拡張機能 ID を作成します。
- サイト名、管理者のメール アドレス、およびローカル ホストの IP アドレスまたは名前を入力します。
メニュー項目 |
説明 |
ローカル サイト名 |
Site Recovery Manager インターフェイスに表示されるこの Site Recovery Manager サイトの名前。デフォルトでは、vCenter Server のアドレスが使用されます。ペア内の Site Recovery Manager インスタンスごとに異なる名前を使用します。 |
管理者の E メール |
Site Recovery Manager 管理者のメール アドレス。標準の vCenter Server アラームを使用して、Site Recovery Manager イベントの電子メール通知を構成した場合でも、この情報は必須です。 |
ローカル ホスト |
ローカル ホストの名前または IP アドレス。IP アドレスが使用するものでない場合にのみ、値を変更します。たとえば、ローカル ホストに複数のネットワーク インターフェイスがあって、Site Recovery Manager Appliance によって検出されたものが、使用するインターフェイスでない場合などです。
注: 使用するインフラストラクチャで IP アドレスの変更を簡単にするには、可能な限り IP アドレスではなく、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。
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- 保護サイトの Site Recovery Manager サーバ インスタンスのパートナーとして、この Site Recovery Manager ペアのカスタム拡張機能 ID を作成し、[次へ] をクリックします。
サイト ペアの両方の
Site Recovery Manager インスタンスで同じ拡張機能 ID を使用する必要があります。
メニュー項目 |
説明 |
デフォルトの拡張機能 ID |
このオプションは、1 つの保護サイトと 1 つのリカバリ サイトを持つ標準構成で Site Recovery Manager をデプロイする場合に使用します。 |
カスタム拡張機能 ID |
保護サイトの対応する Site Recovery Manager Server インスタンスに提供した Site Recovery Manager ID と同じ ID を入力します。 カスタム拡張機能 ID の詳細を入力します。
- 拡張機能 ID。一意の識別子。保護サイトと共有リカバリ サイトの Site Recovery Manager インスタンスに同じ識別子を割り当てます。
- 組織。この Site Recovery Manager サイト ペアを所属させる組織の名前。特に、複数の組織が共有リカバリ サイトを使用している場合、この名前は共有リカバリ サイト構成の Site Recovery Manager ペアの識別に役立ちます。
- 説明。Site Recovery Manager ペアに関する任意の説明。
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- [設定内容の確認] 画面で設定内容を確認し、[終了] をクリックします。
次のタスク
この手順を繰り返し、共有リカバリ サイトにさらに Site Recovery Manager Server インスタンスを構成します。それぞれに別の保護サイトの Site Recovery Manager Server インスタンスに一致する Site Recovery Manager 拡張機能 ID を指定します。リカバリ サイトに追加でデプロイおよび構成するそれぞれの Site Recovery Manager Server インスタンスは、vCenter Server インスタンスに接続されます。最大 10 個の Site Recovery Manager Server インスタンスを単一の vCenter Server インスタンスに接続できます。