ストレージ ポリシー保護グループ移行ツールには、ストレージ ポリシー保護グループの移行を指定するために使用できるオプションが含まれています。ポート番号の変更、ユーザーの指定、証明書の検証チェックの無効化などを行うことができます。

ストレージ ポリシー保護グループ移行ツールのオプション

表 1. 共通オプション
オプション 説明
--version ストレージ ポリシー保護グループ移行ツールのバージョンを表示します。
--help arg ストレージ ポリシー保護グループ移行ツールのヘルプを表示します。オプションで、コマンドを指定できます。
--cfg arg オプション。構成ファイル。指定しない場合、プログラムは、実行可能ファイル名と .XML 拡張子の付いた構成ファイルを現在の作業ディレクトリにロードしようとします。このようなファイルがない場合、プログラムはデフォルトの構成値を使用します。
--cmd arg 必須。 実行するコマンド。サポートされているコマンドは、checkmigrate です。
--check すべてのストレージ ポリシー保護グループのステータスを確認します。
--migrate 移行の準備ができているすべてのストレージ ポリシー保護グループを移行します。
表 2. 確認および移行コマンドの特定のオプション
オプション 説明
--psc arg オプション。Platform Services Controller ノードの FQDN。指定しない場合、vCenter Server ノードも PSC ノードと見なされます。
--psc_port arg オプション。Platform Services Controller ノードのポート。デフォルト値は 443 です。
--vc arg 必須。Site Recovery Manager が登録されている vCenter Server ノードの FQDN。
--vc_port arg オプション。vCenter Server ノードのポート。デフォルト値は 443 です。これが考慮されるのは、psc 引数が設定されていて、vc 引数とは異なる場合のみです。これに該当しない場合、ツールは psc_port を使用します。
--srm arg 必須。Site Recovery Manager ノードの FQDN。
--srm_port arg オプション。Site Recovery Manager ノードのポート。デフォルト値は 443 です。
--u arg オプション。指定した vCenter Server ノードに登録されている Site Recovery Manager 管理アカウントの名前。デフォルトのユーザーは [email protected] です。
--ru arg オプション。リモート vCenter Server ノードに登録されている Site Recovery Manager 管理アカウントの名前。指定した Site Recovery Manager サーバは、このアカウントからログインできるリモート Site Recovery Manager に登録されている vCenter Server サーバとペアリングされると予期されます。デフォルトのユーザーは [email protected] です。
--y オプション。すべての質問に対して「はい」と回答するよう指定するフラグ。デフォルトの動作では、確認が求められます。
--no_ssl オプション。証明書検証チェックを無効にするフラグ。デフォルトの動作では、SSL 証明書を検証します。