アレイベース レプリケーションを使用する再保護プロセスでは、Site Recovery Manager は保護の方向を反転させ、新しい保護サイトから新しいリカバリ サイトへのストレージの同期を強制的に実行します。

再保護プロセスを開始すると、Site Recovery Manager は基になるストレージ アレイにレプリケーションの方向を反転するように指示します。レプリケーションが反転されると、Site Recovery Manager は、新しいリカバリ サイト(再保護処理前の元の保護サイト)にプレースホルダ仮想マシンを作成します。

Site Recovery Manager は、プレースホルダ仮想マシンを新しい保護サイトに作成する際に、元の保護された仮想マシンの場所を使用してプレースホルダ仮想マシンを作成する場所を決定します。Site Recovery Manager は、元の保護された仮想マシンの ID を使用してプレースホルダを作成します。元の保護された仮想マシンが使用できなくなっている場合、Site Recovery Manager は元のリカバリ サイトから元の保護サイトへのインベントリ マッピングを使用して、プレースホルダ仮想マシンのリソース プールとフォルダを特定します。再保護プロセスを実行する前に、両方のサイトでインベントリ マッピングを構成しておく必要があります。そうしなければ、再保護プロセスが失敗することがあります。

アレイベース レプリケーションを使用して仮想マシンを再保護する場合、Site Recovery Manager は、元の保護された仮想マシンが保持されているデータストアではなく、元の保護サイト用のプレースホルダ データストアにプレースホルダ仮想マシンのファイルを配置します。

新しい保護サイトから新しい復旧サイトへのデータの同期を強制的に実行すると、保護サイトで実行されている保護される仮想マシンの現在のコピーを復旧サイトで得られます。同期を強制的に実行することにより、再保護プロセスが完了した直後にリカバリを実行できます。