Access Point アプライアンスをデプロイするには、システムがハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしている必要があります。
サポートされる VMware 製品のバージョン
Access Point のバージョンごとに、特定のバージョンの VMware 製品を使用する必要があります。互換性の最新情報については、製品のリリース ノートおよび http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php の VMware 製品の相互運用性マトリックスを参照してください。リリース ノートおよび相互運用性マトリックスの情報は、本ガイドの情報より優先されます。
Access Point 2.8 は、次の VMware 製品でセキュア ゲートウェイとして使用できます。
- VMware AirWatch 8.4 以降
- VMware Identity Manager 2.7 以降
- VMware Horizon 6.2 以降
- VMware Horizon Air Hybrid Mode 1.0 以降
- VMware Horizon Air 15.3 以降
ESXi サーバのハードウェア要件
Access Point アプライアンスは、Horizon 製品でサポートされているバージョンおよび使用しているバージョンと同じバージョンの vSphere にデプロイする必要があります。
vSphere Web Client を使用する予定の場合、クライアント統合プラグインがインストールされていることを確認します。詳細については、vSphere ドキュメントを参照してください。デプロイ ウィザードを開始する前にこのプラグインをインストールしていないと、プラグインをインストールするように求められます。インストールするには、ブラウザを閉じてウィザードを終了する必要があります。
仮想アプライアンス要件
Access Point アプライアンス用の OVF パッケージは、Access Point に必要な仮想マシン構成を自動的に選択します。これらの設定は変更できますが、CPU、メモリ、ディスク領域をデフォルトの OVF 設定より小さい値に変更しないことを推奨します。
アプライアンスに使用するデータストアに十分な空きディスク容量があり、他のシステム要件を満たしていることを確認します。
- 仮想アプライアンスのダウンロード サイズは 2.5 GB です。
- シン プロビジョニングされるディスクの最小要件は 2.5 GB です。
- シック プロビジョニングされるディスクの最小要件は 20 GB です。
仮想アプライアンスをデプロイするには、次の情報が必要です。
- 固定 IP アドレス
- DNS サーバの IP アドレス
- root ユーザーのパスワード
- Access Point アプライアンスが指定するロード バランサのサーバ インスタンスの URL
ネットワーク構成の要件
1 つ、2 つ、または 3 つのネットワーク インターフェイスを使用でき、Access Point ではそれぞれについて個別の固定 IP アドレスが必要です。DMZ 実装の多くは、個別のネットワークを使用してさまざまな種類のトラフィックを保護します。デプロイする DMZ のネットワーク設計に従って Access Point を構成してください。
- POC(事前検証)またはテストには、1 つのネットワーク インターフェイスが適しています。NIC が 1 つの場合、外部、内部、および管理トラフィックがすべて同じサブネットを持ちます。
- ネットワーク インターフェイスが 2 つの場合、外部トラフィックが 1 つのサブネットを、内部と管理トラフィックがもう 1 つのサブネットを持ちます。
- ネットワーク インターフェイスを 3 つ使用するのが最も安全なオプションです。NIC が 3 つの場合、外部、内部、および管理トラフィックがすべて独自のサブネットを持ちます。
ログの保持要件
ログ ファイルは、集約した合計ディスク サイズを下回る一定容量の領域を使用するように、デフォルトで構成されています。Access Point のログは、デフォルトでローテーションされます。これらのログ エントリを保持するには、syslog を使用する必要があります。Access Point アプライアンスからのログの収集を参照してください。