このコマンドを使用して、管理者アクセス設定をデフォルトにリセットし、管理サービスを再起動します。このコマンドを使用すると、TLS 暗号、管理者 SAML 認証などの設定の構成に誤りがあるためにポータルにアクセスできない場合に、Unified Access Gateway 管理ポータルをリカバリできます。
このコマンドを実行すると、次の管理者アクセス設定がデフォルトにリセットされます。
- TLS 設定 - 暗号、プロトコル、署名スキーム、および名前付きグループ。
- TLS 証明書 - 管理者 TLS 証明書が新しい自己署名証明書に置き換えられます。
- 管理者の SAML ログイン - この設定が構成されている場合は、管理者 SAML ログインを無効にし、パスワード ログインに戻します。
手順
- 構成されたユーザー(通常は root)で Unified Access Gateway コンソールにログインします。
- 次のコマンドを入力して、管理者アクセス設定をリセットします。
adminreset
注: root 以外の管理者が
Unified Access Gateway OS ログイン用に構成されている場合は、sudo を使用してコマンドを実行します。たとえば、
sudo adminreset
のように追加します。
または、アクセスの特定の設定をリセットする場合は、次の引数を使用します。
--adminSaml
は管理者の TLS 証明書を新しい自己署名証明書に置き換えます。
--adminTlsCert
は管理者の TLS 証明書を新しい自己署名証明書に置き換えます。
--tlsSettings
は TLS 設定をリセットします。
たとえば、管理者の TLS 設定をリセットするには次のコマンドを入力します。
adminreset --tlsSettings
-
y
を入力して確認します。
注: または、
adminreset -f
コマンドを使用して、確認のプロンプトを表示せずにすべての管理者アクセス設定を強制的にリセットします。