HTTP ホスト リダイレクト機能を使用して、特定のマルチ仮想 IP アドレス環境での Horizon ロード バランシング アフィニティ要件を簡素化できます。HTTP ホスト リダイレクト機能を使用するには、UAG 管理者が Horizon の設定で [ホスト リダイレクト マッピング] テキスト ボックスを構成する必要があります。

HTTP 要求がロード バランサのホスト名で UAG に到達すると、UAG は HTTP 307 リダイレクトを返し、ロード バランサのホスト名を UAG の設定されたホスト名に置き換えます。以降の要求の場合、Horizon Client は直接 UAG に再接続します。これにより、以降の要求がロード バランサ経由でルーティングされなくなります。リダイレクト機能によって、要求が誤った UAG にルーティングされるロード バランサのアフィニティ制御に関する問題が回避されます。

たとえば、1 台のロード バランサと 2 つの UAG アプライアンス(UAG1 および UAG2)がある環境を考えます。要求がロード バランサのホスト名を load-balancer.example.com として UAG1 に到達した場合、UAG1 は HTTP 307 リダイレクトで応答し、ロード バランサのホスト名を UAG 独自の構成済みホスト名 uag1.example.com に置き換えます。その後の要求では、Horizon Client は直接 UAG1 に再接続します。

HTTP ホスト リダイレクトの使用時の考慮事項

HTTP ホスト リダイレクト機能を使用するときは、次の考慮事項に注意する必要があります。

  • N + 1 仮想 IP アドレスは必須です。ここでは、

    N - 環境にデプロイされた UAG アプライアンスの数

    1 - ロード バランサの仮想 IP アドレス

  • レイヤー 7 で動作するロード バランサは使用できません。

設定を Horizon で構成するには、Horizon の設定を参照してください。