INI ファイルのほとんどのセクションは、vSphere、Hyper-V、Azure のデプロイでサポートされている Unified Access Gateway の標準 INI 設定と同じです。

https://communities.vmware.com/docs/DOC-30835を参照してください。
  • Amazon AWS アカウントがない場合は作成します。
  • アクセス キーを作成し、アクセス キー ID とシークレット アクセス キーの値を取得します。https://docs.aws.amazon.com/powershell/latest/userguide/pstools-appendix-sign-up.htmlを参照してください。
  • セキュリティ上の理由から、.INI ファイルにはアクセス キー ID もシークレット アクセス キーも含まれないため、名前付きプロファイルまたはデフォルト プロファイルに保存する必要があります。これらの AWS 認証情報は、PowerShell スクリプトで使用される対応する Web サービス リクエストに暗号で署名するために使用されます。これらは、.INI ファイルから参照される名前付きプロファイルに保存する必要があります。https://docs.aws.amazon.com/powershell/latest/userguide/specifying-your-aws-credentials.htmlを参照してください。次の PowerShell サンプル コマンドを使用して、awsCredentialProfile という名前のプロファイルにこれらの値を保存します。
Set-AWSCredential-AccessKey AKIAIOSFODNN7EXAMPLE ` 
-SecretKey wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY ` 
-StoreAs awsCredentialProfile
AWS EC2 のデプロイの場合、[General] セクションの次の設定は使用されません。
  • diskMode
  • ds
  • folder
  • netInternet
  • netManagementNetwork
  • netmask0
  • netmask1
  • netmask2
  • netBackendNetwork
  • source
  • target
  • すべての IPv4 設定
  • すべての IPv6 設定

AWS EC2 には、AWS EC2 に固有のすべての設定を含む AmazonEC2 という新しいグループがあります。

表 1. AWS EC2 に固有の設定
グループ 説明
AmazonEC2 amiId
amiId=ami-1986bb7c
登録済みの Amazon Machine Image (AMI) の ID。これは、Amazon S3 にアップロードされた Unified Access Gateway アプライアンス イメージを表します。
注: これは必須の設定です。
credentialProfileName
credentialProfileName=MyUAGProfile

アクセス キー ID とシークレット アクセス キーを含む認証情報プロファイルの名前。これを最初に設定する必要があります。https://docs.aws.amazon.com/powershell/latest/userguide/specifying-your-aws-credentials.htmlを参照してください。設定されていない場合、デプロイはデフォルトの認証情報プロファイルの使用を試みます。

instanceType
instanceType=c4.large

AWS EC2 インスタンスのタイプ。デフォルトは c4.large です。

ipv6AddressCount0

ipv6AddressCount1

ipv6AddressCount2

ipv6AddressCount0=1
eth0、eth1、または eth2 の EC2 DHCP によって使用される IPv6 アドレスの数。

これはオプションのフィールドです。任意の NIC に IPv6 が必要な場合は、このフィールドの値を 1 に設定できます。

値が指定されていない場合、各 NIC のデフォルトは 0 です。

region
region=us-east-2
AWS EC2 リージョン名。
注: これは必須の設定です。

privateIPAddress0

privateIPAddress1

privateIPAddress2

privateIPAddress1= 172.31.7.222

eth0eth1、または eth2 の EC2 DHCP によって使用されるオプションの固定 IP アドレス。通常、これは必須ではありませんが、動的プライベート IP アドレスの代わりに静的プライベート IP アドレスを設定するために使用できます。

publicIPId0

publicIPId1

publicIPId2

publicIPId0=eipalloc-027afa45f34984c87
ipv6AddressCount0=1

eth0eth1、または eth2 に関連付けられた AWS EC2 の Elastic パブリック IP アドレス ID。この設定は、NIC ごとにオプションです。

securityGroupId0

securityGroupId1

securityGroupId2

securityGroupId0=sg-00877c33656609407
eth0eth1、または eth2 に関連付けられた AWS EC2 のセキュリティ グループ ID。複数の Unified Access Gateway インスタンスで同じセキュリティ グループを使用できます。
注: この設定はオプションです。
この設定を指定しない場合は、デフォルトの EC2 セキュリティ グループが使用されます。

subnetId0

subnetId1

subnetId2

subnetId1=subnet-5c980935

eth0eth1、または eth2 に関連付けられた AWS EC2 のサブネット ID。

  • 1 つの NIC の場合、subnetId0 は必須です。
  • 2 つの NIC の場合、subnetId0subnetId1 は必須です。
  • 3 つの NIC の場合、subnetId0subnetId1、および subnetId2 は必須です。

INI ファイル定義の例

[General]
name=UAG12
deploymentOption=twonic

[AmazonEC2]

# authentication

credentialProfileName=awsCredentialProfile

# type, region and image

instanceType=c4.large
region=us-east-2
amiId=ami-1986bb7c

# eth0 settings
subnetId0=subnet-5c980935
securityGroupId0=sg-00877c33656609407
publicIPId0=eipalloc-027afa45f34984c87

# eth1 settings
subnetId1=subnet-1f2743c2
図 1. INI ファイル定義の例を使用して作成された Unified Access Gateway インスタンスのサンプル
[インスタンス] 設定の [説明] タブには、UAG インスタンスの構成が表示されます。

INI ファイル設定を使用して UAG インスタンス用に作成されたサンプル ネットワーク インターフェイス。