アップグレードではダウンタイムが発生しないので、ユーザーの作業を止めずに Unified Access Gateway をアップグレードできます。Unified Access Gateway アプライアンスをアップグレードする前に、Unified Access Gateway システム設定ページの静止モードが [いいえ] から [はい] に変更されます。

静止モードの値が [はい] の場合、ロード バランサがアプライアンスの健全性をチェックするときに、Unified Access Gateway アプライアンスは使用不可と表示されます。ロード バランサが受け取った要求は、ロード バランサの背後にある次の Unified Access Gateway アプライアンスに送信されます。

前提条件

  • ロード バランサの背後で構成された 2 つ以上の Unified Access Gateway アプライアンス
  • Unified Access Gateway アプライアンスの健全性状態をチェックするためにロード バランサが接続する URL を使用して構成された健全性チェック URL の設定
  • ロード バランサ内のアプライアンスの健全性をチェックします。REST API コマンド GET https://mycoUnifiedAccessGateway.com:443/favicon.ico を入力します。

    静止モードが [いいえ] に設定されている場合、応答は HTTP/1.1 200 OK になります。[はい] に設定されている場合、応答は HTTP/1.1 503 になります。

    注: : GET https://mycoUnifiedAccessGateway.com:443/favicon.ico 以外の URL を使用しないでください。使用すると、誤ったステータス応答やリソースのリークが発生します。

手順

  1. 管理ユーザー インターフェイスの [手動設定] セクションで、[選択] をクリックします。
  2. [詳細設定] セクションで、[システム構成] ギア アイコンをクリックします。
  3. [静止モード] 行で、[はい] を有効にすると Unified Access Gateway アプライアンスは一時停止します。
    アプライアンスが停止しても、アプライアンスがその時点で実行しているセッションはその後も 10 時間有効で、それから終了します。
  4. [[保存]] をクリックします。

結果

ロード バランサが受け取る新しい要求は、次の Unified Access Gateway アプライアンスに送信されます。

次のタスク

一時停止した Unified Access Gateway アプライアンスから設定をエクスポートします。新しいバージョンの Unified Access Gateway を展開し、設定をインポートします。新しいバージョンの Unified Access Gateway アプライアンスがロード バランサに追加できます。