自社環境で高可用性を設定するときに、問題が発生する場合があります。これらの問題の診断および修正には、さまざまな手順を使用できます。
Unified Access Gateway コンソールにログインします。
ip addr コマンドを実行して、構成済みの仮想 IP アドレスが eth0 インターフェイスに割り当てられているかどうかを確認します。
仮想 IP アドレスが eth0 インターフェイスと同じサブネット内に割り当てられていることを確認します。クライアント マシンからアクセス可能であることを確認します。接続に問題がある場合は、仮想 IP アドレスが一意でなく、すでに物理マシンまたは仮想マシンに割り当てられている可能性があります。
ログ バンドルの haproxy.conf ファイルでは、現在のクラスタに関連する構成が利用可能です。次に例を示します。
server uag1 127.0.0.1:XXXX ..... server uag2 <IP of machine 2>:XXXX .... server uag3 <IP of machine 3>:XXXX ....
バックエンドの構成は Unified Access Gateway で構成されたものに基づいています。
Horizon および Web リバース プロキシの使用事例の場合は lb_esmanageris。
Content Gateway の使用事例の場合は lb_cg_server。
トンネルの使用事例の場合は lb_tunnel_server。
ログ バンドルの haproxy.conf ファイルには、クライアント接続ソース、対応する送信された接続、および接続を処理する Unified Access Gateway サーバについての詳細が表示されます。次に例を示します。
2018-11-27T07:21:09+00:00 ipv6-localhost haproxy[15909]: incoming:::ffff:<IP of Client:xxxx> backend:lb_esmanager connecting-server:uag2/<IP of uag2> connecting-through:<IP of master node:xxxx> wait-time:1 connect-time:0 total-incoming:1 total-outgoing:1 total-to-server:1
統計情報を表示するには
マスター ノードのコンソールにログインします。
次のコマンドを実行します。
curl -k -X GET "http://localhost:9000/stats;csv" > stats.csv
CSV ファイルが作成されます。行 svname が uag1、uag2、uag3 として表示されます。これらは、設定済み高可用性グループの Unified Access Gateway ノードです。CSV ファイルは重要なデータを提供します。
表 1. CSV ファイルの例 列名
説明
scur
このサーバによって処理される同時接続の現在の数を示します。
smax
現在のアップタイム中にこのサーバによって処理される同時接続のハイ ウォーター マーク。
stot
現在のアップタイム中にこのサーバによって処理される接続の合計数を示します。
bin
このサーバに送信される合計バイト数を示します。
bout
このサーバから受信される合計バイト数を示します。
status
サーバのステータスを示します。たとえば、起動しているか停止しているかを示します。これは、このサーバで実行された最後の健全性チェックに基づいています。
以下の場合、複数のマスター ノードの選択の問題が発生することがあります。
クラスタを形成するためのノード上で異なるグループ ID または仮想 IP アドレスが設定されている。
仮想 IP アドレスと eth0 が異なるサブネットに存在する。
Unified Access Gateway の複数の NICS が同じサブネット内で構成されている。