Unified Access Gateway を使用して VMware Tunnel をデプロイするには、ご使用のシステムが次の要件を満たしていることを確認します。

ハイパーバイザーの要件

VMware Tunnel をデプロイする Unified Access Gateway では、仮想アプライアンスをデプロイするためのハイパーバイザーが必要です。OVF をデプロイするには、完全な権限を持つ専用の管理者アカウントが必要です。

[サポートされるハイパーバイザー]
  • VMware vSphere Web Client
    注: Unified Access Gateway のバージョンごとに、特定のバージョンの VMware 製品を使用する必要があります。Unified Access Gateway アプライアンスは、それぞれ VMware 製品でサポートされているバージョンと同じバージョンの VMware vSphere にデプロイする必要があります。
  • Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2016 上の Microsoft Hyper-V

ソフトウェア要件

最新バージョンの Unified Access Gateway を使用していることを確認します。VMware TunnelUnified Access GatewayWorkspace ONE UEM コンソール間の後方互換性をサポートします。後方互換性により、Workspace ONE UEM Console をアップグレードした直後に VMware Tunnel サーバをアップグレードできます。Workspace ONE UEM コンソールと VMware Tunnel 間のパリティを確保するため、早期のアップグレードを検討してください。

ハードウェア要件

Unified Access Gateway 用の OVF パッケージは、VMware Tunnel に必要な仮想マシン構成を自動的に選択します。これらの設定は変更できますが、CPU、メモリ、ディスク容量はデフォルトの OVF 設定より小さい値に変更しないでください。

デフォルト設定を変更するには、vCenter Server で仮想マシンをパワーオフします。仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。

デフォルト設定では、4 GB の RAM と 2 台の CPU を使用します。ハードウェア要件に応じてデフォルト設定を変更する必要があります。すべてのデバイスの負荷とメンテナンス要件に対応するには、2 台以上の VMware Tunnel サーバを実行することを検討してください。

表 1. ハードウェア要件
デバイス数 40,000 まで 40,000 ~ 80,000 80,000 ~ 120,000 120,000 ~ 160,000
サーバ数 2 3 4 5
CPU コア 4 つの CPU コア* それぞれ 4 つの CPU コア それぞれ 4 つの CPU コア それぞれ 4 つの CPU コア
RAM (GB) 8 8 8 8
ハードディスク容量 (GB)

分散用に 10 GB(Linux のみ)

インストーラ用に 400 MB

ログ ファイル容量として約 10 GB**

* 小規模環境の一部として 1 台の VMware Tunnel アプライアンスのみを展開できます。ただし、アップタイムとパフォーマンスの目的で、デバイスの数に関係なくそれぞれ 4 つの CPU コアを持つ 2 台以上のロード バランシングされたサーバを展開することを検討してください。

**標準的な環境の場合は 10 GB。ログの使用状況およびログを保存するための要件に基づいて、ログ ファイルのサイズを調整します。