この使用事例の目的は、Linux 仮想マシンを Automation Config 環境に接続して、プログラムによって Salt ミニオン サービスをミニオンにインストールすることです。
前提条件
Linux 環境で API を使用してミニオンを展開するには、次の条件が満たされている必要があります。
- RaaS が展開された Automation Config 環境がある。
- Salt マスターと Salt ミニオンがインストールされている。
- Linux 仮想マシンが展開されている。
手順
- Salt マスターの etc/salt/cloud.deploy.d フォルダに次のファイルが格納されていることを確認します。
ファイルが表示されない場合は、サポートにお問い合わせください。
注: ファイル名(salt-xxxx-redhat-8-x86_64-amd64.tar.gz など)の xxxx は、Salt マスターのバージョンと一致する必要があります。Salt マスターのバージョンを確認するには、Salt マスターで
salt-master -V コマンドを実行します。
- 環境がエアギャップ環境の場合は、次の手順を実行します。
-
/etc/raas/raas
で RaaS 構成ファイルを開きます。
- 構成ファイルに次の行を追加します。
minion_deployment:
airgap_install: true
-
service raas restart
コマンドを使用して、RaaS サービスを再起動します。
注: 強化された Linux 仮想マシンを使用しているときに、仮想マシンの
/tmp
からスクリプトを実行できない場合があります。
- Salt マスターの FQDN を特定するには、Salt マスターのターミナルで
salt saltmaster grains.get fqdn
コマンドを実行します。
- ping [FQDN] コマンドを実行して、Salt マスターの FQDN が構成されていることを確認します。
- Python を開くには、
python3
を実行します。
- 環境に適した認証情報を使用して、SSEAPI クライアントを使用して次の API 呼び出しを行います。
from sseapiclient import APIClient
client = APIClient('https://<master-ip>', '<ssc-username>', '<sscpassword>', ssl_validate_cert=False)
client.api.minions.deploy_minion(
master_id = '<master-id>',
host_name_ip = '<prospective minion’s ip>',
os = ‘<prospective minion’s os>’,
minion_id = '<desired-minion-name-for-prospective-minion>',
username = '<ssh-username-for-prospective-minion>',
password = '<ssh-password-for-prospective-minion>',
)
Automation Config 環境で deploy.minion
関数の実行が開始されます。Automation Config ユーザー インターフェイスの [アクティビティ] タブで、ジョブが実行されていることを確認できます。
注: Automation Assembler からミニオンを展開している場合、この API 呼び出しは Automation Assembler によって実行されます。
結果
Linux 環境および API 呼び出しからミニオンが正常に展開されて、構成されました。
次のタスク
[コマンドの実行] ウィンドウを使用してミニオンに対して
test.ping コマンドを実行するか、Salt マスター コマンド ウィンドウで
\* test.ping コマンドと
\* test.versions コマンドを実行して、ミニオンが正常に展開されたことを確認します。