クラウド テンプレートを展開した後、リソースを管理するアクションを Automation Assembler で実行できます。使用可能なアクションは、リソースのタイプと、特定のクラウド アカウントまたは統合プラットフォームでアクションがサポートされているかどうかによって異なります。

使用可能なアクションは、管理者から付与されている実行資格によっても異なります。

管理者またはプロジェクト管理者は、Day 2 アクション ポリシーを Automation Service Broker で設定できます。利用者に Automation Service Broker の Day 2 アクション ポリシーの資格を付与する方法を参照してください。

以下のリストに含まれていないアクションも表示される場合があります。多くの場合、これらは管理者によって追加されたカスタム アクションです。たとえば、vMotion アクションです。

注意:

展開を変更するには、そのクラウド テンプレートを編集して再適用するか、Day 2 アクションを使用します。ただし、通常は、2 つの方法を混在させないでください。

通常、パワーオン/オフなどのライフサイクルの Day 2 変更は安全ですが、ディスクを追加するなどの他の変更を行う場合は注意が必要です。

たとえば、Day 2 アクションを行ってディスクを追加してから、クラウド テンプレートを再適用するという混在方式を実行すると、クラウド テンプレートによって Day 2 の変更が上書きされ、ディスクの削除やデータの消失が発生する可能性があります。

表 1. 実行可能なアクションのリスト
アクション 適用されるリソースタイプ これらのクラウド タイプで使用可能 リソース オリジン 説明
ディスクの追加 マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

既存の仮想マシンにディスクを追加します。

Azure マシンにディスクを追加すると、このマシンを含むリソース グループにパーシステント ディスクまたは非パーシステント ディスクが展開されます。

Azure マシンにディスクを追加するときに、ストレージ プロファイルで構成された Azure ディスク暗号化セットを使用して新しいディスクを暗号化することもできます。

管理対象外のディスクがある Azure マシンにディスクを追加することはできません。

vSphere マシンにディスクを追加するときは、(クラウド テンプレートで順序が設定されて展開された)SCSI コントローラを選択できます。また、新しいディスクのユニット番号も指定できます。コントローラを選択せずにユニット番号を指定することはできません。コントローラを選択しない場合、またはユニット番号を指定しない場合、新しいディスクは、最初に使用可能なコントローラに展開され、そのコントローラで次に使用可能なユニット番号が割り当てられます。

ストレージ制限が定義されたプロジェクトの vSphere マシンにディスクを追加した場合、追加されたディスクがストレージ制限を超過することはできません。ストレージ制限では、シック リソース プロビジョニングおよびシン リソース プロビジョニングの実際の容量が考慮されるため、シン プロビジョニングを使用してオーバープロビジョニングすることはできません。

VMware Storage DRS (SDRS) を使用していて、データストア クラスタがストレージ プロファイル内で構成されている場合は、SDRS 上のディスクを vSphere マシンに追加できます。

SaltStack リソースの接続 マシン
  • Amazon Web Services
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

SaltStack リソースを展開リソースに接続して、Salt ミニオンのインストールと仮想マシンの Salt 構成の更新を実行できるようにします。このアクションを使用することで、リソースの構成を更新するか、リソースを接続して展開内の別のリソースにミニオンをインストールすることができます。

SaltStack Config の統合を構成した場合は、Salt リソースの接続アクションを使用できます。

構成を適用するには、認証方法を選択する必要があります。[既存の認証情報によるリモート アクセス] では、展開に含まれているリモート アクセス認証情報を使用します。展開後にマシンの認証情報を変更した場合は、アクションが失敗することがあります。新しい認証情報を把握している場合は、パスワード認証方法を使用します。

[パスワード] および [プライベート キー] では、ユーザー名とパスワードまたはキーを使用して認証情報を検証し、SSH を使用して仮想マシンに接続します。

マスター ID とミニオン ID の値を指定しなかった場合は、Salt によって値が作成されます。

キャンセル
  • 展開
  • 展開内のさまざまなリソース タイプ
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
申請の処理中に、展開またはリソースに対する展開アクションまたは Day 2 アクションをキャンセルします。

申請のキャンセルは、展開カードまたは展開の詳細で実行できます。申請をキャンセルすると、[展開] 画面に失敗した申請として表示されます。[削除] アクションを使用して、展開されたリソースを解放し、展開リストをクリーンアップします。

展開時間を管理する方法の 1 つとして、実行時間が長すぎると判断された申請をキャンセルすることができます。ただし、プロジェクト内の [申請のタイムアウト] を設定する方が効率的です。デフォルトのタイムアウトは 2 時間です。プロジェクトのワークロード展開に要する時間の方が長い場合は、設定期間を長くすることができます。

リースの変更 展開
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

リースの有効期限の日時を変更します。

リースの有効期限が切れると、展開が破棄され、リソースが回収されます。

リース ポリシーは Automation Service Broker で設定されます。

所有者の変更 展開
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

展開の所有者を、選択したユーザーまたは Active Directory グループに変更します。選択したユーザーまたは Active Directory グループは、展開を申請したプロジェクトの管理者またはメンバーである必要があります。所有者になることができるのは、プロジェクトで定義されているユーザーまたは Active Directory グループのみです。カスタム グループには、ターゲット所有者になる資格がありません。

クラウド テンプレートの設計者がテンプレートを展開する場合、設計者は申請者と所有者を兼ねることになります。ただし、申請者は別のプロジェクト メンバーを所有者にすることができます。

ポリシーを使用すると、所有者が展開で実行できる操作を制御し、付与される権限に対する制限の強さを調整できます。

プロジェクトの変更 展開
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • NSX-T
  • NSX-V
  • VMware Cloud Director
  • VMware Cloud Foundation
  • VMware Cloud on AWS
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • 移行済み
  • オンボード済み

プロジェクトの変更アクションを使用して、あるプロジェクトから別のプロジェクトに展開を移動します。

プロジェクトの変更アクションは、展開済みリソース、移行済みリソース、オンボーディング済みリソースを含む展開や、展開済みリソース、移行済みリソース、オンボーディング済みリソースが混在する展開で使用できます。

サポートされるリソースには、次のリソース タイプと制約があります。
  • リソースが展開された展開には、仮想マシン、ディスク、ロード バランサ、ネットワーク、セキュリティ グループ、Azure グループ、NAT、ゲートウェイ、カスタム リソース、Terraform の構成、および Ansible と Ansible Tower のりソースを含めることができます。
  • リソースが移行された展開には、仮想マシン、ディスク、ロード バランサ、ネットワーク、セキュリティ グループ、NAT、ゲートウェイ、カスタム リソースを含めることができます。
  • リソースがオンボーディングされた展開には、仮想マシン、ディスク、ネットワークを含めることができます。
  • いずれかの展開タイプ(展開されたリソース、移行されたリソース、またはオンボーディングされたリソースがある展開タイプ)にサポートされていないリソース タイプを追加した場合は、プロジェクトの変更アクションを実行できません。
展開済みリソース、移行済みリソース、オンボーディング済みリソース、およびハイブリッド/混合リソースを含む展開のロール、考慮事項、および制約:
  • リソースが展開または移行された展開のプロジェクトを変更するには、実行するユーザーに次のロールが必要です。
    • クラウド管理者。
  • プロジェクトを変更できるのは、展開のマシンとディスクが展開されているすべてのクラウド ゾーンがターゲット プロジェクトに含まれている場合に限られます。移動された展開は、インスタンス数、メモリ、CPU、ストレージなどについて、ターゲット プロジェクトの構成済みの制限の対象になります。移動後、現在の使用量はソース プロジェクトから解放されます。
  • 展開をターゲット プロジェクトに移動した場合、その展開にはターゲット プロジェクトのポリシーが適用されます。たとえば、リース、Day 2 アクション、リソース割り当て、その他のポリシーなどです。展開を移動する場合、ターゲット プロジェクトのリース ポリシーで定義された展開リースは、その後の 24 時間で期限切れになりません。
  • プロジェクトの変更アクションは、すべてのプロジェクトで使用できるようにカスタム リソースの範囲が設定されている展開で使用できます。展開内の各カスタム リソースのライフサイクル アクションと Day 2 アクションは、すべてのプロジェクトで共有する必要があります。これにより、展開を新しいプロジェクトに移動した後も、ライフサイクル アクションまたは Day 2 アクションを使用して引き続きカスタム リソースを管理することができます。
  • ターゲット プロジェクトの拡張性の制約は、vRO 統合またはソース プロジェクトと同じ ABX FaaS プロバイダと一致する必要があります。展開を新しいプロジェクトに移動した後に、ライフサイクル アクションまたは Day 2 アクションを使用してカスタム リソースを管理できるように、統合とプロバイダが一致する必要があります。
  • プロジェクトの変更アクションは、すべてのコンテンツ ソースが共有されている Terraform 構成の展開で使用できます。展開で使用されているコンテンツ ソースが共有されていない場合、プロジェクトの変更アクションは検証に失敗し、実行されません。
  • Terraform GitHub リポジトリのコンテンツ ソースが共有されていないため、プロジェクトの変更アクションが失敗した場合は、共有する必要がある対応する ID をメモして、ソースを共有する必要があります。ソース リポジトリを共有するには、[インフラストラクチャ] > [統合] の順に選択し、GitHub 統合を選択します。開かれた統合画面で [プロジェクト] タブをクリックし、失敗したアクションのリポジトリが含まれているプロジェクトを展開し、そのリポジトリの共有を有効にします。API を使用して、コンテンツ ソースのリポジトリを共有することもできます。
  • カスタム リソースに更新アクションが含まれているときに、カスタム リソースを含む展開を移行し、クラウド テンプレートを再展開して展開を反復的に更新した場合、プロジェクトの変更アクションが使用できなくなることがあります。
リソースがオンボーディングされた展開のロール、考慮事項、および制約:
  • リソースがオンボーディングされた展開を移動するには、実行するユーザーが少なくとも次のいずれかのロールを持っている必要があります。
    • クラウド管理者。
    • 展開の管理権限。この権限は、カスタム ロールとして定義できます。
    • ターゲット プロジェクトのプロジェクト管理者。
    • ターゲット プロジェクトのプロジェクト メンバー、および展開は、ターゲット プロジェクトのすべてのユーザー間で共有されます。
  • オンボーディングされたリソースを同じクラウド ゾーンを含まないプロジェクトに移動することはできますが、ターゲット プロジェクトに同じクラウド ゾーンがない場合、その後でクラウド アカウントまたはリージョン リソースが関係する Day 2 アクションを実行しても機能しない可能性があります。
一般的な考慮事項:
  • 管理者が展開を移動する場合、展開の移動先のプロジェクトの所有者がメンバーでないためにアクセスが失われる可能性があります。この問題を解決するために、所有者のターゲット プロジェクトへの追加、所有者がメンバーであるプロジェクトへの展開の移動、所有者の変更アクションの使用が可能です。
セキュリティ グループの変更 マシン
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
セキュリティ グループは、展開内のマシン ネットワークと関連付けたり、関連付けを解除したりできます。変更アクションは、NSX-V および NSX-T の既存のセキュリティ グループおよびオンデマンド セキュリティ グループに適用されます。このアクションは、マシン クラスタではなく、単一のマシンに対してのみ使用できます。

セキュリティ グループをマシン ネットワークに関連付けるには、そのセキュリティ グループが展開に含まれている必要があります。

展開内のすべてのマシンを含むすべてのネットワークからセキュリティ グループの関連付けを解除しても、セキュリティ グループは展開から削除されません。

これらの変更は、ネットワーク プロファイルの一部として適用されるセキュリティ グループには影響しません。

このアクションにより、マシンを再作成することなくマシンのセキュリティ グループ設定が変更されます。これは、非破壊的な変更です。

  • マシンのセキュリティ グループ設定を変更するには、[トポロジ] ペインでマシンを選択し、右ペインの [アクション] メニューをクリックして、[セキュリティ グループの変更] を選択します。これで、セキュリティ グループとマシン ネットワークの関連付けを追加または削除できます。
リモート コンソールへの接続 マシン
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • 検出済み
  • オンボード済み
選択したマシンでリモート セッションを開きます。

正常に接続できるように、次の要件を確認します。

  • 展開の利用者として、プロビジョニングされたマシンがパワーオン状態であることを確認します。
ディスク スナップショットの作成 マシンとディスク
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み

仮想マシン ディスクまたはストレージ ディスクのスナップショットを作成します。

  • マシンの場合、起動ディスク、イメージ ディスク、ストレージ ディスクなど、個々のマシン ディスクのスナップショットを作成します。
  • ストレージ ディスクの場合、管理対象外ディスクではなく、独立した管理対象ディスクのスナップショットを作成します。

スナップショット名を指定するほかに、スナップショットに関する次の情報も指定できます。

  • [増分スナップショット]:このチェック ボックスをオンにすると、完全なスナップショットではなく、最後のスナップショット以降に行われた変更のスナップショットが作成されます。
  • [リソース グループ]:スナップショットを作成するターゲット リソース グループの名前を入力します。デフォルトでは、スナップショットは親ディスクで使用されているリソース グループ内に作成されます。
  • [暗号化セット ID]:スナップショットの暗号化キーを選択します。デフォルトでは、スナップショットは親ディスクで使用されているキーを使用して暗号化されます。
  • [タグ]:Microsoft Azure でスナップショットを管理するのに役立つタグを入力します。
スナップショットの作成 マシン
  • Google Cloud Platform
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
仮想マシンのスナップショットを作成します。

vSphere で 2 つのスナップショットのみが許可されていて、すでに 2 つある場合は、スナップショットを 1 つ削除しない限りこのコマンドを使用できません。

Google Cloud Platform マシンのスナップショットを作成するときに、接続されたディスクのディスク スナップショットを作成することもできます。統合スナップショットを使用すると、接続されたディスクとして使用するマシンを単一のエンティティとして管理できるようになります。

削除

展開

  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
展開を削除します。

すべてのリソースが削除され、再要求されます。

削除が失敗した場合は、展開で削除アクションを再度実行できます。2 回目の試行では、[削除の失敗を無視] を選択できます。このオプションを選択すると、展開は削除されますが、リソースは再利用されない可能性があります。展開がプロビジョニングされたシステムを確認して、すべてのリソースが削除されていることを確認する必要があります。削除されていない場合は、それらのシステム上の残留リソースを手動で削除する必要があります。

NSX ゲートウェイ
  • NSX
  • 展開済み
  • オンボード済み
NSX-T または NSX-V ゲートウェイから NAT ポート転送ルールを削除します。
マシンとロード バランサ
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • VMware NSX
  • 展開済み
  • オンボード済み
展開からマシンまたはロード バランサを削除します。このアクションを実行すると、展開が使用できなくなる可能性があります。
セキュリティ グループ
  • NSX-T
  • NSX-V
  • 展開済み
  • オンボード済み
展開のどのマシンにも関連付けられていないセキュリティ グループは、展開から削除されます。
  • セキュリティ グループがオンデマンドの場合、エンドポイントで破棄されます。
  • セキュリティ グループが共有されている場合、このアクションは失敗します。
Tanzu Kubernetes クラスタ
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
展開から Tanzu Kubernetes クラスタを削除します。
ディスク スナップショットの削除

マシンとディスク

  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み

Azure 仮想マシン ディスクまたは管理対象ディスクのスナップショットを削除します。

このアクションは、スナップショットが 1 つ以上ある場合に使用できます。

スナップショットの削除 マシン
  • VMware vSphere
  • Google Cloud Platform
  • 展開済み
  • オンボード済み
仮想マシンのスナップショットを削除します。
起動診断の無効化 マシン
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み
Azure 仮想マシンのデバッグ機能をオフにします。

このオプションは、機能がオンになっている場合のみ使用できます。

ログ分析の無効化 マシン
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み

Azure 仮想マシンのログにログ クエリを実行する機能をオフにします。

無効にする拡張機能の名前を選択します。選択する拡張機能の名前がない場合、ログ分析は現在このマシンで有効になっていません。

ログ分析を使用するには、ワークスペースをサポートするように Azure 監視とクラウド テンプレートを構成する必要があります。ログ分析を参照してください。

タグの編集 展開
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
個々の展開リソースに適用されるリソース タグを追加または変更します。
起動診断の有効化 マシン
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み
Azure 仮想マシンのデバッグ機能をオンにして、仮想マシンの起動障害を診断します。起動診断情報は、Azure コンソールで確認できます。

[有効化] オプションは、この機能が現在オンになっていない場合のみ使用できます。

ログ分析の有効化 マシン
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み

Azure 監視ログによって収集されたデータのログ クエリを Azure 仮想マシンで編集および実行する機能をオンにします。

拡張機能の名前を指定します。ワークスペースの ID とキーには、Azure で構成された値を指定する必要があります。

ログ分析を使用するには、ワークスペースをサポートするように Azure 監視とクラウド テンプレートを構成する必要があります。ログ分析を参照してください。

Terraform 状態を取得します Terraform 構成
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
Terraform 状態ファイルを表示します。

クラウド プラットフォームに展開された Terraform マシンに加えられたすべての変更を表示したり、展開を更新したりするには、最初に Refresh Terraform State アクションを実行し、次にこの Get Terraform State アクションを実行します。

ファイルがダイアログ ボックスに表示されたとき。ファイルを使用できるようになってから約 1 時間後に、新しい更新アクションを実行する必要があります。ファイルが後で必要な場合はコピーできます。

展開の [履歴] タブでファイルを表示することもできます。[イベント] タブで [Get Terraform State] イベントを選択し、[申請の詳細] をクリックします。ファイルの有効期限が切れていない場合は、[コンテンツの表示] をクリックします。ファイルの有効期限が切れている場合は、Refresh アクションと Get アクションを再度実行します。

Terraform 状態ファイルが表示されている [申請の詳細] の例。

構成に組み込まれている Terraform リソースに対して、他の Day 2 アクションを実行できます。使用可能なアクションは、リソース タイプ、展開先のクラウド プラットフォームのほか、Day 2 ポリシーに基づいてアクションを実行する資格があるかどうかによって決まります。

パワーオフ

展開

  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • 検出済み
  • オンボード済み

最初にゲスト OS のシャットダウンを試行してから、展開をパワーオフします。ソフト パワーオフが失敗しても、ハード パワーオフは実行されます。

マシン

  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

最初にゲスト OS のシャットダウンを試行してから、マシンをパワーオフします。ソフト パワーオフが失敗しても、ハード パワーオフは実行されます。

パワーオン

展開

  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
展開を開始します。リソースがサスペンド中だった場合は、リソースがサスペンドされた時点から通常の処理が再開されます。

マシン

  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • 検出済み
  • オンボード済み
マシンをパワーオンします。マシンがサスペンド中だった場合は、マシンがサスペンドされた時点から通常の処理が再開されます。
再起動 マシン
  • Amazon Web Service
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

仮想マシンのゲスト OS を再起動します。

vSphere マシンの場合、このアクションを使用するには、VMware Tools をマシンにインストールしておく必要があります。

再構築 マシン
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • 移行済み
  • オンボード済み

展開が部分的に行われた場合、仮想マシンが使用できない場合、またはデプロイが正常に完了した後に問題のある仮想マシンを再プロビジョニングする場合は、仮想マシンを再構築します。

再構築プロセスでは、名前、ID、IP アドレス、マシン データ ストア、カスタム プロパティなどの構成が維持されます。

仮想マシンに接続されている非パーシステント ディスクは消去され、ビルド アクションの一環として再作成されます。接続されたすべての First Class Disk は接続解除され、内容は保持されます。マシンを再構築した後に、ディスクを再接続できます。

再構成 ロード バランサ
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware NSX
  • 展開済み
  • オンボード済み

ロード バランサのサイズとログ レベルを変更します。

また、ルートの追加または削除、プロトコル、ポート、健全性構成、メンバー プール設定の変更もできます。

NSX ロード バランサの場合は、健全性チェックを有効または無効にしたり、健全性オプションを変更したりできます。NSX-T の場合は、チェックをアクティブまたはパッシブに設定できます。NSX-V では、パッシブ健全性チェックはサポートされません。

NSX ゲートウェイ ポート転送
  • NSX-T
  • NSX-V
  • 展開済み
  • オンボード済み
NSX-T または NSX-V ゲートウェイから NAT ポート転送ルールを追加、編集、削除します。
セキュリティ グループ
  • NSX-T
  • NSX-V
  • VMware Cloud
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

セキュリティ グループがオンデマンド グループか既存のセキュリティ グループかに基づいて、ファイアウォール ルールまたは制約を追加、編集、または削除します。

  • オンデマンド セキュリティ グループ

    NSX-T および VMware Cloud オンデマンド セキュリティ グループのファイアウォール ルールを追加、編集、または削除します。

    • ルールを追加または削除するには、[トポロジ] ペインでセキュリティ グループを選択し、右側ペインの [アクション] メニューをクリックして、[再構成] を選択します。これで、ルールを追加、編集、または削除できるようになります。
  • 既存のセキュリティ グループ

    既存の NSX-V、NSX-T、および VMware Cloud セキュリティ グループの制約を追加、編集、または削除します。

    • 制約を追加または削除するには、[トポロジ] ペインでセキュリティ グループを選択し、右側ペインの [アクション] メニューをクリックして、[再構成] を選択します。これで、制約を追加、編集、または削除できるようになります。
Terraform 状態の更新 Terraform 構成
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
Terraform 状態ファイルの最新のイテレーションを取得します。

クラウド プラットフォームに展開された Terraform マシンに加えられたすべての変更を取得したり、展開を更新したりするには、最初にこの Refresh Terraform State アクションを実行します。

ファイルを表示するには、構成に対して [Get Terraform State] アクションを実行します。

展開の [履歴] タブを使用して、更新プロセスを監視します。

ディスクの削除 マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

既存の仮想マシンからディスクを削除します。

vSphere マシンおよびディスクとして展開された展開で Day 2 アクションを実行すると、プロジェクト ストレージの制限に適用されるディスク数が再利用されます。ストレージ制限では、シック リソース プロビジョニングおよびシン リソース プロビジョニングの実際の容量が考慮されるため、シン プロビジョニングを使用してオーバープロビジョニングすることはできません。プロジェクト ストレージの制限は、展開後に Day 2 アクションとしてさらに追加したディスクには適用されません。

リセット マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

ゲスト OS をシャットダウンせずにマシンを強制再起動します。

サイズ変更 マシン
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • Google Cloud Platform
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

仮想マシンの CPU とメモリを増加または減少させます。

起動ディスクのサイズ変更 マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

起動ディスク メディアのサイズを大きく、または小さくします。

vSphere マシンおよびディスクとして展開された展開で Day 2 アクションを実行したが、アクションが失敗し、「申請したストレージが使用可能なストレージ配置を超えています」のようなメッセージが表示された場合は、プロジェクトに定義されている vSphere 仮想マシン テンプレートおよびコンテンツ ライブラリの定義済みのストレージ制限が原因である可能性があります。ストレージ制限では、シック リソース プロビジョニングおよびシン リソース プロビジョニングの実際の容量が考慮されるため、シン プロビジョニングを使用してオーバープロビジョニングすることはできません。プロジェクト ストレージの制限は、展開後に Day 2 アクションとしてさらに追加したディスクには適用されません。

ディスクのサイズ変更 ストレージ ディスク
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • 展開済み
  • オンボード済み

ストレージ ディスクの容量を増やします。

vSphere マシンおよびディスクとして展開された展開で Day 2 アクションを実行したが、アクションが失敗し、「申請したストレージが使用可能なストレージ配置を超えています」のようなメッセージが表示された場合は、プロジェクトに定義されている vSphere 仮想マシン テンプレートおよびコンテンツ ライブラリの定義済みのストレージ制限が原因である可能性があります。ストレージ制限では、シック リソース プロビジョニングおよびシン リソース プロビジョニングの実際の容量が考慮されるため、シン プロビジョニングを使用してオーバープロビジョニングすることはできません。プロジェクト ストレージの制限は、展開後に Day 2 アクションとしてさらに追加したディスクには適用されません。

vSphere Storage DRS で、現在の LUN に十分な空き領域がない場合は、クラスタ内で仮想マシンを再配置できます。

マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
マシン イメージ テンプレートに含まれるディスクおよび接続されたディスクのサイズを増減します。
再起動 マシン
  • Microsoft Azure
  • 展開済み
  • オンボード済み
実行中のマシンをシャットダウンして再起動します。
スナップショットに戻す マシン
  • Google Cloud Platform
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
マシンの以前のスナップショットに戻ります。

このアクションを使用するには、既存のスナップショットが必要です。

接続されたディスクを含む Google Cloud Platform マシンのスナップショットが作成されている場合は、スナップショット全体が元に戻されます。

Puppet タスクの実行 管理対象リソース
  • Puppet Enterprise
  • 展開済み
  • オンボード済み
環境内のマシンで選択したタスクを実行します。

タスクは、Puppet インスタンスで定義されています。タスクを識別し、入力パラメータを指定できる必要があります。

ワーカー ノードのスケール Tanzu Kubernetes クラスタ
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み

展開内の Tanzu Kubernetes ワーカー ノード仮想マシンの数を増減します。

シャットダウン マシン
  • VMware vSphere
  • 展開済み
ゲスト OS をシャットダウンして、マシンをパワーオフします。このアクションを使用するには、VMware Tools をマシンにインストールしておく必要があります。
中断 マシン
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
マシンを使用できないように一時停止して、使用しているストレージ以外のシステム リソースが使用されないようにします。
更新 展開
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
入力パラメータに基づいて展開を変更します。

例については、展開されたマシンを別のネットワークに移動する方法を参照してください。

展開が vSphere リソースに基づいており、マシンとディスクにカウント オプションが含まれる場合は、カウントを増やしたときに、プロジェクトに定義されているストレージ制限が適用される場合があります。アクションが失敗し、「申請したストレージが使用可能なストレージ配置を超えています」という旨のメッセージが表示された場合は、プロジェクトに定義されている vSphere 仮想マシン テンプレートの設定済みのストレージ制限が原因の可能性があります。プロジェクト ストレージの制限は、展開後に Day 2 アクションとしてさらに追加したディスクには適用されません。

このアクションを使用して更新できないプロパティがいくつかあります。VMware Aria Automationで Day 2 アクションを使用して更新できない展開プロパティを参照してください。

Salt 構成の更新 SaltStack Config リソース
  • Amazon Web Service
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
Salt 環境の追加または変更、状態ファイルの適用、または選択した Salt リソースの変数の指定を行います。
タグの更新 マシンとディスク
  • Amazon Web Service
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
個々のリソースに適用されるタグを追加、変更、または削除します。
Tanzu バージョンの更新 Tanzu Kubernetes クラスタ
  • VMware vSphere
  • 展開済み
  • オンボード済み
現在の Kubernetes バージョンを新しいバージョンに更新します。
登録解除 マシン
  • Amazon Web Service
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • VMware vSphere
  • 展開済み(vSphere のみ)
  • オンボード済み

マシンを登録解除して、VMware Aria Automation の管理およびインベントリから削除します。このマシンは、クラウド プラットフォームからは削除されません。

登録解除されたマシンは、次の収集サイクルで引き続き検出されます。オンボーディング ワークフローを実行すると、管理下に戻すことができます。たとえば、マシンを新しいプロジェクトまたは別の VMware Aria Automation インスタンスにオンボーディングできます。

  • 展開された vSphere マシンに関する考慮事項。
    • クラスタに含まれている、またはロード バランサに関連付けられているマシンを登録解除することはできません。この制限により、スケール インまたはスケールアウト アクティビティに対する悪影響を回避できます。
    • 登録解除されたマシン、およびそれに接続されたディスクは、VMware Aria Automation 管理から削除されます。ディスクの管理を継続する必要がある場合は、マシンを登録解除する前に、IaaS API を使用してディスクを接続解除できます。
    • 展開にマシンが 1 台しかない場合、マシンを登録解除しても、展開は VMware Aria Automation に残ります。
    • 登録解除されたマシンは引き続き検出され、必要に応じてオンボーディングできます。マシンを登録解除すると、完全な収集サイクルが 1 回完了するまでマシンは再検出されません。これには最大で 24 時間かかることがあります。
    • マシンは、VMware Aria Automation のライセンスと計測から除外されます。
    • マシンが管理されなくなると、予約割り当てとストレージ制限が調整されます。
    • マシンを登録解除すると、[Automation] での IP アドレスが [割り当て済み] から [登録解除済み] に変わります。マシンが再オンボーディングされると、IP アドレスは [割り当て済み] に戻ります。登録解除されたマシンが vCenter Server で削除されると、VMware Aria Automation での IP アドレスは [登録解除済み] のままになります。

      IP アドレスを手動で解放するには、[インフラストラクチャ] > [リソース] > [ネットワーク] の順に選択します。[IP アドレス] タブを選択し、ステータスが [登録解除済み] の IP アドレスを検索します。必要に応じて IP アドレスを解放します。

    • マシンが登録解除されると、登録解除されたマシンの NIC をターゲットとするすべての NAT ルールが VMware Aria Automation の NAT ルール リストから削除されます。すべての NAT ルールの対象が、登録解除するマシン上の NIC のみである場合、登録解除は失敗します。NAT には、リストに 1 つ以上のルールが必要です。マシンの登録解除前に、NAT ルールを再構成することも、NAT を削除することもできます。

      NSX DNAT にもルーター構成にも変更は加えられません。

    • 登録解除拡張性イベントのトピックがあり、登録解除前および登録解除後のイベントがイベント ブローカ サービスによって生成されます。
  • オンボーディングされたマシンに関する考慮事項。
    • 登録解除されたマシン、およびそれに接続されたディスクは、VMware Aria Automation 管理から削除されます。
    • マシンを削除すると、登録解除されたマシンのオンボーディング ワークフローを再実行できます。今度はリソースを新規プロジェクトに再オンボーディングすることができます。
    • マシンをオンボーディングしてから登録解除するまでに、ディスクを追加するなど、マシンに変更を加えた場合、登録解除アクションは失敗します。