Google Cloud Platform (Classic) のストレージバケットリソースの設定

VMware Aria Automation は、Google Cloud Platform (GCP) ストレージバケットをサポートしているため、ユーザーはストレージリソースをすばやく、簡単に作成および管理できます。VMware Aria Automation ストレージバケットのサポートには、マルチリージョン/デュアルリージョンストレージバケットの作成、パブリックアクセスの制限、暗号化が含まれます。

注：

このトピックでは、従来のストレージバケットリソースの作成方法について説明します。プラグインベースのストレージバケットリソースを作成する場合は、「プラグインベースのストレージバケットリソースの構成」を参照してください。

Automation Assembler クラウドテンプレートを使用してストレージバケットを作成し、Automation Assembler の [デザイン] タブ機能を使用して、これらのクラウドテンプレートを一般的な方法で展開します。クラウドテンプレートを展開したら、GCP ポータルを確認して、ストレージバケットが正常にプロビジョニングされたことを確認できます。

ストレージバケットクラウドテンプレートに必要なプロパティは、次のとおりです。

ストレージバケット名 - ストレージバケット名の構築にはいくつかの制限があります。詳細については、次のページを参照してください。https://cloud.google.com/storage/docs/buckets
locationType - {SINGLE_REGION, DUAL_REGION, MULTI_REGION} のいずれかです。locationType が DUAL_REGION または MULTI_REGION の場合は、regionID プロパティも必須です。regionID の値は、locationType によって異なります。詳細については、次のページを参照してください。https://cloud.google.com/storage/docs/locations
storageClass - {STANDARD、NEARLINE、COLDLINE、ARCHIVE、REGIONAL、MULTI_REGIONAL、DURABLE_REDUCED_AVAILABILITY} のいずれか

パブリックアクセスが制限されている、CMEK によって暗号化されたストレージバケットを作成する場合は、いくつかの前提条件があります。説明については、次のリンクを参照してください。https://cloud.google.com/storage/docs/encryption/using-customer-managed-keys

注：ユーザーが管理する暗号化キーは、ストレージバケットと同じリージョンに配置する必要があります。

ストレージバケットクラウドテンプレートの例

次のクラウドテンプレートの例は、Automation Assembler クラウドテンプレートを使用してストレージバケットを作成する一般的な方法を示しています。

次のクラウドテンプレートの例は、単純な単一のリージョンストレージバケットの作成方法を示しています。

formatVersion: 1
inputs: {}
resources:
  Cloud_GCP_StorageBucket_1:
    type: Cloud.GCP.StorageBucket
    properties:
      name: simple-storage-bucket
      locationType: SINGLE_REGION
      storageClass: STANDARD

次のクラウドテンプレートの例は、暗号化キーを使用する制限付きのパブリックアクセスを示しています。

formatVersion: 1
inputs: {}
resources:
  Cloud_GCP_StorageBucket_1:
    type: Cloud.GCP.StorageBucket
    properties:
      name: encrypted-storage-bucket
      storageClass: STANDARD
      locationType: SINGLE_REGION
      kmsKey:
        kmsProjectId: gcp
        keyRingRegion: asia-east1
        keyRing: asia-key
        keyName: asia-east-key

次のクラウドテンプレートの例は、マルチリージョンストレージバケットの作成方法を示しています。

formatVersion: 1
inputs: {}
resources:
  Cloud_GCP_StorageBucket_1:
    type: Cloud.GCP.StorageBucket
    properties:
      name: multi-regional-sb
      locationType: MULTI_REGION
      storageClass: STANDARD
      regionId: EU

次のクラウドテンプレートは、デュアルリージョンストレージバケットの実装例を示しています。

formatVersion: 1
inputs: {}
resources:
 Cloud_GCP_StorageBucket_1:
    type: Cloud.GCP.StorageBucket
 properties:
  name: dual-regional-sb
  storageClass: NEARLINE
  locationType: DUAL_REGION
  regionId: ASIA
  locations:
   - ASIA-EAST1
   - ASIA-SOUTHEAST1

ストレージ バケット クラウド テンプレートの例

ストレージバケットクラウドテンプレートの例