SNMP プラグインは、単一トラップ メッセージを待機するワークフローまたはトラップを継続的に処理するポリシーを持つワークフローを実行して、SNMP トラップを受信することができます。このプラグインは SNMPv1 および SNMPv2c トラップをサポートします。

SNMP デバイスでのトラップの待機

指定したデバイスから SNMP トラップの受信を待機するワークフローを実行できます。

このワークフローではトリガが発生し、これによりワークフローの実行が停止して、続行する前に SNMP トラップを待機します。トラップが受信されるとワークフローは実行を再開します。このワークフローはより複雑なワークフローの一環として使用することも、特定のニーズに応じてカスタマイズまたは拡張するサンプルとして使用することもできます。

前提条件

  • 管理者として Automation Orchestrator クライアントにログインしていることを確認します。
  • [インベントリ] ビューから SNMP デバイスへの接続があることを確認します。

手順

  1. [ライブラリ] > [ワークフロー] に移動し、ワークフローの検索ボックスに snmp タグを入力します。
  2. [SNMP デバイスでのトラップの待機] ワークフローを見つけて、[実行] をクリックします。
  3. SNMP トラップを待機するデバイスを選択します。
  4. (オプション) [OID] テキスト ボックスで、特定のトラップのオブジェクトの識別子を入力します。
    注: テキスト ボックスを空のままにすると、指定した SNMP デバイスからトラップが受信された後、ワークフローの実行が再開されます。
  5. [実行] をクリックします。

SNMP トラップ ポリシーの設定

プラグイン インベントリにすでに登録されている SNMP デバイスからトラップを継続的にリッスンするようにポリシーを設定できます。

前提条件

  • 管理者として Automation Orchestrator クライアントにログインしていることを確認します。
  • [インベントリ] ビューから SNMP デバイスへの接続があることを確認します。

手順

  1. Automation Orchestrator クライアントで、[ライブラリ] > [ポリシー] の順に移動します。
  2. [SNMP トラップ ポリシー] テンプレートを開き、[実行] をクリックします。
  3. 作成するポリシーの名前を入力します。
  4. (オプション) ポリシーの説明を入力します。
  5. ポリシーを設定する SNMP デバイスを選択します。
  6. [実行] をクリックして、ポリシーを作成します。
    Automation Orchestrator クライアントが、 [実行] パースペクティブに切り替わります。
  7. [ポリシー] ビューで、作成したポリシーを右クリックして [ポリシーの開始] を選択します。

結果

トラップ ポリシーは SNMP トラップのリッスンを開始します。

次のタスク

SNMP トラップ ポリシーを編集できます。

SNMP トラップ ホスト ポリシーの構成

SNMP トラップ ホストを使用して、ポリシーが登録済みの SNMP デバイスとして追加されないホストから SNMP トラップをリッスンします。

前提条件

  • 管理者として Automation Orchestrator クライアントにログインしていることを確認します。
  • [インベントリ] ビューから SNMP デバイスへの接続があることを確認します。

手順

  1. Automation Orchestrator クライアントで、[ライブラリ] > [ポリシー] の順に移動します。
  2. [SNMP トラップ ホスト] ポリシー テンプレートを開き、[実行] をクリックします。
  3. 作成するポリシーの名前を入力します。
  4. (オプション) ポリシーの説明を入力します。
  5. インベントリ ツリーから Trap Host (Online) を選択します。
  6. [実行] をクリックして、ポリシーを作成します。
    Orchestrator クライアントが、 [実行] パースペクティブに切り替わります。
  7. このポリシーを右クリックして [編集] を選択します。
  8. [スクリプト作成] タブで [ホスト] > [OnTrapAll] の順に展開します。
    1. ワークフローまたはポリシーに関連付けるスクリプトを選択します。
  9. [保存して閉じる] をクリックして、編集済みの設定を適用します。
  10. [ポリシー] ビューで、上記の手順で編集したポリシーを右クリックして [ポリシーの開始] を選択します。

次のタスク

SNMP トラップ ホスト ポリシーを編集できます。

トラップ ポリシーの編集

特定の使用事例に合わせて、トラップ ポリシーを編集してカスタマイズすることができます。トラップ ポリシーを編集する場合、優先度や起動設定を変更したり、スクリプトやポリシー関連の権限をカスタマイズすることができます。

前提条件

  • 管理者として Automation Orchestrator クライアントにログインしていることを確認します。
  • [インベントリ] ビューから SNMP デバイスへの接続があることを確認します。

手順

  1. Automation Orchestrator クライアントで、[ライブラリ] > [ポリシー] の順に移動します。
  2. 編集するポリシーが実行中の場合、ポリシーを右クリックして [ポリシーの停止] を選択します。
  3. このポリシーを右クリックして [編集] を選択します。
  4. [全般] タブから、起動設定、優先順位、ポリシーの説明を編集します。
  5. (オプション) 複雑なシナリオの統合の場合は、[スクリプティング] タブから、特定のワークフローまたはスクリプティング コードをポリシーと関連付けます。
    トラップの受け取り時にカスタム ワークフローがトリガするようにポリシーを設定できます。
  6. (オプション) アクセス権を変更する場合は、[権限] タブから変更を行います。
    ユーザーまたはグループに、ポリシーを編集する権限を与えずに、ポリシーを開始する権限を付与することができます。
  7. [保存して閉じる] をクリックして、編集済みの設定を適用します。
  8. [ポリシー] ビューで、上記の手順で編集したポリシーを右クリックして [ポリシーの開始] を選択します。