ポリシーを作成する場合は、その範囲を指定してポリシーの適用方法を決定します。ポリシーは、組織全体、組織内の複数のプロジェクト、または単一のプロジェクトに割り当てることができます。

範囲のオプションは、どのポリシー タイプでも同じです。ポリシーを作成した後に、範囲を変更することはできません。

次の表に、各範囲オプションの適用に関する詳細を示します。
オプション プロジェクトの基準 適用先
組織/複数のプロジェクト いいえ

組織。

プロジェクト基準が定義されていない場合、ポリシーは組織内のすべての展開に適用されます。

はい

複数のプロジェクト。

プロジェクト固有の基準が定義されている場合、ポリシーは、指定した基準を満たすプロジェクトに関連付けられた展開に適用されます。

プロジェクト プロジェクトを選択します。

単一のプロジェクト。

ポリシーは、選択したプロジェクトに関連付けられている展開にのみ適用されます。

複数のプロジェクトへのポリシー範囲の設定

組織内の複数のプロジェクトにポリシーを適用する場合は、ポリシー範囲を組織/複数のプロジェクトに設定し、プロジェクト固有の基準を指定します。

ユーザー インターフェイスに表示される、プロジェクトの基準の式の例。

プロジェクトの基準を定義する場合は、プロジェクト名、説明、および ID に基づいてプロジェクトをフィルタリングできます。

プロジェクトの基準は、展開基準と同じように機能します。基準の作成の詳細については、Service Broker ポリシーで展開基準を構成する方法を参照してください。

次の表に、各プロパティを使用してポリシーの範囲を絞り込む方法の詳細を示します。
プロパティ 次の演算子をサポート
プロジェクトの説明
  • が次と等しい
  • が次と等しくない
  • 正規表現に一致
  • 次を含む

ポリシーを作成して、適用先を、管理する組織内の開発者プロジェクトに制限します。

範囲を組織/複数のプロジェクトに設定し、次の例のようなプロジェクトの説明の式を追加します。
Project description contains dev
AND
Project description contains test
プロジェクト ID
  • が次と等しい
  • が次と等しくない
ポリシーを 2 つまたは 3 つのプロジェクトにのみ適用します。範囲を組織/複数のプロジェクトに設定して、次の例のようなプロジェクト ID の式を追加します。
Project ID equals proj123
OR
Project ID equals proj456
OR
Project ID equals proj789
プロジェクト名
  • が次と等しい
  • が次と等しくない
  • 正規表現に一致
  • 次を含む
ポリシーを組織内のテスト プロジェクトに制限します。範囲を組織/複数のプロジェクトに設定して、次の例のようなプロジェクト名の式を追加します。
Project name matches Regex (t|T)est.*