VMware Aria Automation では、VMware が提供する ID 管理アプリケーションである Workspace ONE Access を使用して、ユーザーとグループをインポートおよび管理します。ユーザーとグループをインポートまたは作成すると、[ID およびアクセス権の管理] 画面を使用して、単一テナント展開のロール割り当てを管理できます。

VMware Aria Automation のインストールには、VMware Aria Suite Lifecycle を使用します。VMware Aria Automation をインストールするときは、ID 管理をサポートするために、既存の Workspace ONE Access インスタンスをインポートするか、新しいインスタンスを展開する必要があります。この 2 つのシナリオにより、管理オプションが定義されます。

  • 新しい Workspace ONE Access インスタンスを展開する場合は、VMware Aria Suite Lifecycle を使用してユーザーとグループを管理できます。インストール時に、Workspace ONE Access を使用して Active Directory 接続を設定できます。または、以下で説明する [ID およびアクセス権の管理] 画面を使用して、VMware Aria Automation 内でユーザーおよびグループのいくつかの側面を表示および編集できます。
  • 既存の Workspace ONE Access インスタンスを使用する場合は、インストール時に VMware Aria Suite Lifecycle を使用して、VMware Aria Automation で使用するインスタンスをインポートします。この場合、ユーザーとグループの管理に引き続き Workspace ONE Access を使用することも、VMware Aria Suite Lifecycle の管理機能を使用することもできます。

マルチ組織展開でのユーザー管理の詳細については、テナントへのログインおよび VMware Aria Automation へのユーザーの追加を参照してください。

VMware Aria Automation ユーザーにはロールを割り当てる必要があります。ロールは、アプリケーション内の機能へのアクセスを定義します。Workspace ONE Access インスタンスを使用して VMware Aria Automation をインストールする場合は、デフォルトの組織が作成され、インストーラには「組織の所有者」ロールが割り当てられます。他のすべての VMware Aria Automation ロールは、組織の所有者によって割り当てられます。

VMware Aria Automation には、組織ロール、サービス ロール、プロジェクト ロールという 3 つのタイプのロールがあります。 Automation AssemblerAutomation Service Broker、および Automation Pipelines では、通常、ユーザーレベルのロールでリソースを使用できますが、リソースを作成および構成するには管理者レベルのロールが必要です。組織ロールは、テナント内の権限を定義するものです。組織の所有者は管理者レベルの権限を持ち、組織のメンバーはユーザーレベルの権限を持ちます。組織の所有者は、他のユーザーを追加および管理できます。
組織ロール サービス ロール
  • 組織の所有者
  • 組織のメンバー
  • Automation Assembler 管理者
  • Automation Assembler ユーザー
  • Automation Assembler 閲覧者
  • Automation Service Broker 管理者
  • Automation Service Broker ユーザー
  • Automation Service Broker 閲覧者
  • Automation Pipelines 管理者
  • Automation Pipelines ユーザー
  • Automation Pipelines 閲覧者

この表には示されていないプロジェクトレベルのロールもあります。これらのロールは、Automation Assembler でプロジェクトごとに自動的に割り当てられます。これらはやや流動的なロールです。あるプロジェクトの管理者を別のプロジェクトのユーザーにすることもできます。詳細については、VMware Aria Automation のユーザー ロールについてを参照してください。