テンプレート開発者は、エアギャップ環境でクラウド テンプレートを使用して、Salt ミニオンを構成および展開できます。

前提条件

  • Automation Config サーバの /etc/salt/cloud.deploy.d フォルダに、最新バージョンのインストーラ ファイルを含む最新の tar 形式ファイルが含まれていることを確認します。
  • 仮想マシンに Python 3 がインストールされ、構成されていることを確認します。
  • 仮想マシンで root アカウントを使用していない場合は、ユーザー アカウントを作成して sudo グループ usermod -aG sudo salt-user に追加します。
Windows 要件の詳細については、 Spinning up Windows Minionsを参照してください。

手順

  1. Salt マスターで、/etc/raas/raas にある RaaS 構成ファイルに移動します。
    注: 複数の Salt マスターがある場合は、Salt マスターごとにこれらの構成手順を繰り返す必要があります。
  2. 構成ファイルに次の行を追加します。
    minion_deployment:
      airgap_install: true
  3. RaaS 構成ファイルで、エアギャップ環境で動作するように RaaS 構成設定を変更します。
    設定 メモ
    airgap_install true に設定すると、エアギャップ環境で動作するように RaaS が構成されます。無効にするには false に設定します。
    sseapi_command_age_limit コマンドの有効期間を秒単位で設定します。指定した秒数よりも古いエントリは自動的にドロップされます。デフォルトは 0 です。この場合、機能が無効になります。
    sseapi_minion_deploy_airgap エアギャップ環境でミニオンを展開するには、true に設定します。デフォルトは False です。
    sseapi_win_minion_deploy_delay Windows 仮想マシンに展開するミニオンの遅延時間の長さを設定します。時間は秒単位で指定されます。
    RaaS 構成ファイル内のこれらの設定の例を次に示します。
    sseapi_command_age_limit: 180
    sseapi_minion_deploy_airgap: True
    sseapi_win_minion_deploy_delay: 180
  4. service raas restart コマンドを使用して、RaaS サービスを再起動します。
  5. Automation Assembler で、[saltConfiguration] セクションも [remoteAccess] セクションも含まないテンプレートを構成し、展開します。
  6. マシンに [Salt 構成の適用] Day 2 アクションを実行します。
    注: このアクションを実行するには、認証情報を入力する必要があります。
  7. テンプレートに戻り、YAML 構成を確認します。
  8. テンプレートをテストして展開します。