VMware Aria Automation での Automation Config 統合の構成

Automation Config 統合を構成すると、Automation Config サービスにアクセスして Automation Config のオブジェクトとアクションを VMware Aria Automation で使用することができます。

VMware Aria Automation Config を使用すると、イベント型の自動化を使用して、任意の規模で仮想マシンにソフトウェアをプロビジョニング、構成、展開できます。また、 Automation Config を使用することで、要件に準拠した最適なソフトウェア状態を定義し、環境全体に適用できます。

Automation Config のオンプレミスインスタンスは、VMware Aria Automation のオンプレミスインスタンスとのみ統合できます。Automation Config のオンプレミスインスタンスと VMware Aria Automation の SaaS インスタンスの統合はサポートされていません。

インストール

Automation Config を VMware Aria Automation に統合する前に、まずそれを環境にインストールする必要があります。詳細については、Automation Config のインストールと構成を参照してください。

考慮事項

統合された Automation Config を VMware Aria Automation で利用するには、次の条件を満たす必要があります。

Automation Config 統合は、インストール時に特定のホストに関連付けられます。
組織ごとに使用できる Automation Config 統合は 1 つのみです。
VMware Aria Automation テナントは多数の Salt マスターをサポートできます。Salt マスターは複数のミニオンをサポートできます。
VMware Aria Automation で Automation Config 統合を削除する前に、Automation Config 統合を使用する既存の展開を削除する必要があります。

前提条件

VMware Aria Automation の管理者認証情報、および Automation Config の管理者認証情報（ルートレベルアクセス）を持っていることを確認します。
Automation Config 統合を作成するには、VMware Aria Automation の管理者認証情報と Automation Config の管理者認証情報（ルートレベルアクセス）が必要です。
また、Automation Config サービス自体を開いて作業するには、Automation Config の管理者認証情報が必要です。
VMware Aria Automation にアクセスするには VMware Aria Automation の認証情報、Automation Config にアクセスするには Automation Config の認証情報を使用します。
Automation Config 管理者認証情報の詳細については、Automation Config のインストールと構成ガイドを参照してください。
Automation Config 統合で使用される Salt マスターにマスタープラグインが含まれていることを確認します。詳細については、マスタープラグインのインストールと構成を参照してください。
VMware Aria Automation 内で Automation Config のサービス管理者ロールが割り当てられていることを確認します。VMware Aria Automation のユーザーロールについてを参照してください。
VMware Aria Automation 内で Automation Assembler のサービス管理者ロールが割り当てられていることを確認します。VMware Aria Automation の組織およびサービスのユーザーロールを参照してください。
実行環境が Automation Config 統合用に構成されていることを確認します。

VMware Aria Automation での Automation Config 統合の構成

VMware Aria Automation 用に Automation Config をインストールしたら、Automation Assembler で統合を構成します。

Automation Assembler で [インフラストラクチャ] > [接続] > [統合] の順に選択して、[統合の追加] をクリックします。
Automation Config 統合タイプを選択します。
フォームに入力します。
1. 統合の名前を入力します。
2. （オプション）統合の説明を入力します。
3. Automation Config サーバのホスト名を入力します。
4. [embedded-ABX-onprem] 実行環境を選択します。
5. 特定のホストへのアクセスに使用する Automation Config 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
6. [検証] をクリックして、Automation Config への管理者アクセスを確認します。
  検証に失敗した場合は、正しいホスト名、ユーザー名、およびパスワードが入力されていることを確認します。
7. [保存] をクリックします。

Automation Config 統合へのアクセス

Automation Config 統合ポイントに対する変更を保存したら、Automation Config を開くことができます。

Automation Config を開くには、次の手順を実行します。

VMware Aria Suite Lifecycle を介して Automation Config を展開した場合は、Cloud Services コンソールで Automation Config サービスタイルをクリックして統合を開き、ホストにアクセスできます。

注：サービスタイルが表示されない場合は、 Cloud Assembly サービスロールが割り当てられていることを確認します。

Automation Config のスタンドアローンインストールを実行した場合は、Automation Config のホスト名を使用してサービスにアクセスできます。
Automation Config へのログインを求めるプロンプトが表示されたら、Automation Config 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

統合に変更を加える必要がある場合は、[インフラストラクチャ] > [接続] > [統合] の順に選択し、使用可能な Automation Config 統合タイルを選択して、[開く] をクリックします。

注：

統合を構成した後にホスト名を変更することはできません。編集できるのは、統合の名前、説明、実行環境、および認証情報のみです。

次の手順

Automation Config はスタンドアローン製品であり、VMware Aria Automation と統合して使用することができます。

Automation Assembler 展開の仮想マシンにミニオンをインストールするために Automation Config リソースを追加する方法について説明します。