Automation Assembler には、事前定義済みのイベント トピックが含まれています。

イベント トピック

イベント トピックは、同種のイベントをグループ化するためのカテゴリです。イベント トピックをサブスクリプションに割り当てると、そのサブスクリプションをトリガするイベントが定義されます。デフォルトでは、次のイベント トピックが Automation Assembler によって提供されます。すべてのトピックを使用して、リソースのカスタム プロパティやタグを追加または更新できます。Automation Orchestrator ワークフローまたは拡張性アクションが失敗すると、対応するタスクも失敗します。

表 1. Automation Assembler イベント トピック
イベント トピック ブロック可能 説明
Approval Events はい 承認を必要とするアクションがトリガされたときに発行されます。
Template configuration いいえ クラウド テンプレートの作成や削除などのクラウド テンプレート構成イベントが発生したときに発行されます。このイベント トピックは、このようなイベントを外部システムに通知するのに役立ちます。
Template version configuration いいえ 新しいクラウド テンプレートのバージョン管理イベント(バージョンの作成、リリース、リリース解除、またはリストアなど)が発生したときに発行されます。このイベント トピックは、サードパーティのバージョン管理システムの統合に役立つ場合があります。
Compute allocation はい resourcenames および hostselections の割り当て前に発行されます。これらのプロパティは、いずれもこの段階で変更できます。マシンの 1 つのクラスタに対して 1 回発行されます。
Compute gateway post provisioning はい コンピューティング ゲートウェイ リソースがプロビジョニングされた後に発行されます。
Compute gateway post removal はい コンピューティング ゲートウェイが削除された後に発行されます。
Compute gateway provisioning はい コンピューティング ゲートウェイがプロビジョニングされる前に発行されます。
Compute gateway removal はい コンピューティング ゲートウェイが削除される前に発行されます。
Compute initial power on はい リソースがハイパーバイザー レイヤーでプロビジョニングされた後、リソースが初めてパワーオンされる前に発行されます。現在、このイベント トピックは、vSphere に対してのみサポートされます。イベントはクラスタ内の各マシンに送信されます。
注: リソースの初回パワーオンはスキップできます。ただし、 Compute initial power on をワークフロー イベントとして使用している場合に初回パワーオンをスキップすると、即時の Day 2 アクション(仮想マシン上のディスクの接続など)が失敗します。
Compute nat post provisioning はい コンピューティング NAT リソースがプロビジョニングされた後に発行されます。
Compute nat post removal はい コンピューティング NAT リソースが削除された後に発行されます。
Compute nat provisioning はい コンピューティング NAT がプロビジョニングされる前に発行されます。
Compute nat removal はい コンピューティング NAT が削除される前に発行されます。
Compute post provision はい リソースがプロビジョニングされた後で発行されます。イベントはクラスタ内の各マシンに送信されます。
Compute post removal はい コンピューティング リソースが削除された後に発行されます。イベントはクラスタ内の各マシンに送信されます。
Compute provision はい リソースがハイパーバイザー レイヤーでプロビジョニングされる前に発行されます。イベントはクラスタ内の各マシンに送信されます。
注: 割り当てられた IP アドレスは変更できます。
Compute removal はい リソースが削除される前に発行されます。イベントはクラスタ内の各マシンに送信されます。
Compute reservation はい 予約時に発行されます。マシンの 1 つのクラスタに対して 1 回発行されます。
注: 配置順序を変更できます。
Custom resource post provision はい カスタム リソース操作によってトリガされたプロビジョニング後のイベントに対して発行されます。
注: このイベント トピックは、 Automation Orchestrator ベースのカスタム リソースでのみ使用できます。
Custom resource pre provision はい カスタム リソース操作によってトリガされたプロビジョニング前のイベントに対して発行されます。
注: このイベント トピックは、 Automation Orchestrator ベースのカスタム リソースでのみ使用できます。
Deployment action completed はい 展開アクションが完了した後に発行されます。
Deployment action requested はい 展開アクションが完了する前に発行されます。
Deployment completed はい クラウド テンプレートまたはカタログ申請の展開後に発行されます。
Deployment onboarded いいえ 新しい展開がオンボーディングされたときに発行されます。
Deployment requested はい クラウド テンプレートまたはカタログ申請の展開前に発行されます。
Deployment resource action completed はい リソース アクションの展開後に発行されます。
Deployment resource action requested はい リソース アクションの展開前に発行されます。
Deployment resource completed はい 展開リソースのプロビジョニング後に発行されます。
Deployment resource requested はい 展開リソースのプロビジョニング前に発行されます。
Disk allocation はい ディスク リソースの事前割り当てに対して発行されます。
Disk attach はい ディスクがマシンに接続される前に発行されます。Disk attach は読み取りと書き込みのイベントです。書き戻しでサポートされるディスク プロパティは次のとおりです。
  • diskFullPaths
  • diskDatastoreNames
  • diskParentDirs

更新のためには、vSphere 固有の 3 つのディスク プロパティすべてが必要です。他のすべてのプロパティは読み取り専用です。

注: 書き戻しは、 vSphere First Class Disk ではオプションです。
Disk detach はい ディスクがマシンから切断された後に発行されます。Disk detach は読み取り専用のイベントです。
Disk post removal はい ディスク リソースが削除された後に発行されます。
Disk post resize はい ディスク リソースのサイズが変更された後に発行されます。
Idem Service post event いいえ idem タスクが完了または失敗したときに発行されます
Kubernetes cluster allocation はい Kubernetes クラスタのリソースの事前割り当てに対して発行されます。
Kubernetes cluster post provision はい Kubernetes クラスタがプロビジョニングされた後に発行されます。
Kubernetes cluster post removal はい Kubernetes クラスタが削除された後に発行されます。
Kubernetes cluster provision はい Kubernetes クラスタがプロビジョニングされる前に発行されます。
Kubernetes cluster removal はい Kubernetes クラスタを削除するプロセスが開始される前に発行されます。
Kubernetes namespace allocation はい Kubernetes 名前空間リソースの事前割り当て中に発行されます。
Kubernetes namespace post provision はい Kubernetes 名前空間リソースがプロビジョニングされた後に発行されます。
Kubernetes namespace post removal はい Kubernetes 名前空間リソースが削除された後に発行されます。
Kubernetes namespace provision はい Kubernetes 名前空間がプロビジョニングされる前に発行されます。
Kubernetes namespace removal はい 名前空間クラスタ リソースが削除される前に発行されます。
Kubernetes supervisor namespace allocation はい Kubernetes スーパーバイザー名前空間リソースの事前割り当て中に発行されます。
Kubernetes supervisor namespace post provision はい スーパーバイザー名前空間がプロビジョニングされた後に発行されます。
Kubernetes supervisor namespace post removal はい スーパーバイザー名前空間リソースが削除された後に発行されます。
Kubernetes supervisor namespace provision はい スーパーバイザー名前空間がプロビジョニングされる前に発行されます。
Kubernetes supervisor namespace removal はい スーパーバイザー名前空間リソースが削除される前に発行されます。
Load balancer post provision はい ロード バランサのプロビジョニング後に発行されます。
Load balancer post removal はい ロード バランサの削除後に発行されます。
Load balancer provision はい ロード バランサのプロビジョニング前に発行されます。
Load balancer removal はい ロード バランサの削除前に発行されます。
Network Configure はい コンピューティングの割り当て中にネットワークが構成されたときに発行されます。
注: ネットワーク構成イベントのトピックでは、複数の IP アドレスまたは NIC がサポートされています。

ネットワーク構成イベントのトピックを使用する場合、クラウド テンプレート内で固定 IP アドレスの割り当て (assignment:static) を使用することはできません。

Network post provisioning はい ネットワーク リソースがプロビジョニングされた後に発行されます。
Network post removal はい ネットワーク リソースが削除された後に発行されます。
Network provisioning はい ネットワーク リソースがプロビジョニングされる前に発行されます。
Network removal はい ネットワーク リソースが削除される前に発行されます。
Post unregistered provisioned approval はい プロビジョニングされたマシンが登録解除された後に発行されます。
Pre unregistered provisioned approval はい プロビジョニングされたマシンが登録解除される前に発行されます。
Project Lifecycle Event Topic いいえ プロジェクトが作成、更新、または削除されたときに発行されます。
Provider resource action cud いいえ リソース アクションが作成、更新、または削除されたときに発行されます。
Provisioning request はい 申請がプロビジョニング サービスに送信されたときに発行されます。これは、割り当て申請、プロビジョニング申請、または削除などの Day 2 操作の申請です。割り当て申請は、マシンの各クラスタについて 1 回ずつ発行されます。プロビジョニングと Day 2 の申請は、クラスタ内のマシンごとに発行されます。
Security group post provision はい セキュリティ グループがプロビジョニングされた後に発行されます。
Security group post removal はい セキュリティ グループが削除された後に発行されます。
Security group provisioning はい セキュリティ グループがプロビジョニングされる前に発行されます。
Security group removal はい セキュリティ グループが削除される前に発行されます。

イベントのパラメータ

イベント トピックを追加すると、追加したイベント トピックのパラメータが表示されます。これらのイベント パラメータは、イベントのペイロード構造、つまり inputProperties を定義します。特定のイベント パラメータは変更できず、読み取り専用としてマークされます。これらの読み取り専用のパラメータを識別するには、パラメータの右側にある情報アイコンをクリックします。