構成した Automation Orchestrator 環境をスケール アウトすることで、可用性とスケーラビリティを向上させることができます。
手順
- プライマリ ノードを設定します。
- 設定した Automation Orchestrator 環境のコントロール センターに root としてログインします。
- [認証プロバイダを設定] を選択して、認証プロバイダを登録解除します。
- [ホストの設定] を選択して、ロード バランサ サーバのホスト名を入力します。
- [認証プロバイダを設定] を選択して、認証プロバイダを再度登録します。
- 設定したインスタンスの Automation Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
- Automation Orchestrator インスタンスのすべてのサービスを停止するには、/opt/scripts/deploy.sh --onlyClean コマンドを実行します。
- ロード バランサを設定するには、vracli load-balancer setload_balancer_FQDN を実行します。
- (オプション) Automation Orchestrator インスタンスでカスタム証明書が使用されている場合は、vracli certificate ingress --set your_cert_file コマンドを実行します。
注: 証明書チェーンを含むファイルは、PEM でエンコードされている必要があります。
- 設定したインスタンスにセカンダリ ノードを参加させます。
注:
Automation Orchestrator 環境にパッチが適用されている場合は、
KB96619 の回避策を参照してください。
- セカンダリ ノードの Automation Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
- 設定したインスタンスにセカンダリ ノードを参加させるには、vracli cluster joinprimary_node_hostname_or_IP コマンドを実行します。
- 他のセカンダリノードに手順を繰り返します。
- スケール アウト プロセスを終了します。
- 設定したインスタンスの Automation Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
- /opt/scripts/deploy.sh を実行し、スクリプトが終了するまで待機します。
結果
Automation Orchestrator 環境がスケール アウトされました。
注: 3 つの
Automation Orchestrator インスタンスを含む環境の場合、スケール アウトされた環境は 1 つのインスタンスの失敗に耐え、引き続き機能します。2 つのインスタンスが失敗すると、
Automation Orchestrator 環境が機能しなくなります。