プロキシ ワークフローを使用すると、ローカルの Automation Orchestrator サーバと、リモートの Automation Orchestrator サーバ上のワークフロー間の通信を管理できます。

Multi-Node プラグインを使用すると、リモート ワークフローと通信するローカル ワークフローを生成できます。これらのローカル ワークフローは、プロキシ ワークフローと呼ばれます。プロキシ ワークフローは Multi-Node プラグインのインベントリから入力パラメータを取得します。プロキシ ワークフローを実行すると、リモート ワークフローに必要なタイプにパラメータが変換されます。リモート ワークフローの実行が完了すると、出力パラメータは変換されて Automation Orchestrator サーバ上でローカル表現に戻ります。

同期プロキシ ワークフロー

同期タイプのプロキシ ワークフローでは、リモート ワークフローの API と操作コントラクトが保持されます。

すべての同期プロキシ ワークフローのスキーマは同じですが、含まれるスクリプトは異なります。


これは同期プロキシ ワークフローのスキーマです。

同期プロキシ ワークフローが完了するのは、リモート ワークフローが完了して出力パラメータが指定された後になります。

リモート ワークフローの結果を待機する間、ローカル ワークフローはサーバ リソースを消費しません。

実行が正常に完了すると、プロキシ ワークフローの出力パラメータには、リモート ワークフロー トークンがローカル表現で指定されます。ブール値、数値、文字列など、単純なタイプの出力パラメータは、Automation Orchestrator サーバ上の他のワークフローで直接使用することができます。

非同期プロキシ ワークフロー

非同期プロキシ ワークフローを使用して、リモート ワークフローの実行を最適化することができます。

すべての非同期プロキシ ワークフローのスキーマは同じですが、含まれるスクリプトは異なります。


これは非同期プロキシ ワークフローのスキーマです。

非同期プロキシ ワークフローは結果を即時に返します。返される結果は、リモート ワークフロー トークン オブジェクトのローカル ラッパーです。プロキシ ワークフローはこのトークンを使用して、実行の状態をチェックしたり、リモート ワークフローの実行完了時に出力パラメータを取得したりします。ブール値、数値、文字列など、単純なタイプの出力パラメータは、Automation Orchestrator サーバ上の他のワークフローで直接使用することができます。

リモート実行ワークフロー

「リモート実行」ワークフロー カテゴリには、プロキシ ワークフローを管理できるワークフローが含まれています。

リモート実行標準ワークフロー

これらのワークフローにアクセスするには、[ライブラリ] > [ワークフロー] の順に移動して、ワークフローの検索ボックスに orchestrator および remote_execution タグを入力します。

ワークフロー名 説明
複数のプロキシ アクションの作成 プロキシ アクションを複数作成して複数のサーバでワークフローを実行します。
プロキシ ワークフローの作成 リモートの Automation Orchestrator サーバ でのワークフローの開始に使用できるプロキシ ワークフローを作成します。
フォルダからプロキシ ワークフローを作成 リモートの Automation Orchestrator サーバ上のフォルダ内のすべてのワークフローにプロキシ ワークフローを作成します。

サーバ プロキシ

これらのワークフローにアクセスするには、[ライブラリ] > [ワークフロー] の順に移動して、ワークフローの検索ボックスに orchestratorremote_execution および server_proxies タグを入力します。

ワークフロー名 説明
Orchestrator サーバのプロキシ ワークフローを作成 リモート サーバの構造をミラーリングして、ローカル Automation Orchestrator サーバにプロキシ ワークフローを作成します。
Orchestrator サーバのプロキシ ワークフローを削除 ローカルの Automation Orchestrator サーバのプロキシ ワークフローを削除し、生成されたすべてのワークフローを消去します。
Orchestrator サーバのプロキシ ワークフローを更新 リモート サーバからローカルの Automation Orchestrator サーバにすべてのプロキシ ワークフローを再生成します。