Automation Orchestrator Dynamic Types プラグインを使用すると、動的タイプを定義し、これらのタイプのオブジェクトを作成して、オブジェクト間の関係を設定できます。Dynamic Types プラグインを使用して、Automation Orchestrator スクリプト API でサードパーティ オブジェクトをカスタム タイプとして公開できます。

動的タイプの定義

動的タイプの定義には、プロパティの説明のほか、このタイプの動的オブジェクトを見つけるためのファインダ ワークフローとアクションのセットが含まれています。動的タイプのランタイム インスタンスは動的オブジェクトと呼ばれます。作成した動的オブジェクトに対してワークフローを実行し、さまざまな操作を実行できます。

個々の動的タイプは名前空間で定義する必要があります。名前空間はヘルパー動的オブジェクトで、動的タイプをコンテナごとにグループ化できるようにします。
  1. Dynamic Types プラグインで「名前空間の定義」および「タイプの定義」ワークフローを実行し、新しい動的タイプとそのプロパティを定義します。この結果、新しい動的タイプのオブジェクトを見つけるためのファインダ ワークフローとインベントリ ワークフローのセットとともに、これらの他のオブジェクトとの関係が取得されます。
  2. ファインダ ワークフローとインベントリ ワークフローを変更し、サードパーティの REST API からの入力を受信するようにします。
    1. HTTP-REST プラグインで「REST 操作の追加」ワークフローを使用して REST 操作を作成し、これらの操作を対応する REST API メソッドにマップします。
    2. ファインダ ワークフローとインベントリ ワークフローを変更し、これらの REST 操作を呼び出して出力を使用します。

Dynamic Types 構成ワークフロー

Dynamic Types プラグインの構成パッケージのワークフローでは、Dynamic Types の作成、XSD ファイルからのタイプの定義のエクスポートとインポート、ならびに作成した動的タイプ間の関係を定義できます。

Automation Orchestrator クライアントでこれらのワークフローにアクセスするには、[ライブラリ] > [ワークフロー] の順に移動して、ワークフローの検索ボックスに dynamic_types タグを入力します。

ワークフロー名 説明
名前空間の定義 新しい名前空間を定義します。
関係の定義 タイプ間の新しい関係を定義します。
タイプの定義 指定した名前空間内に新しいタイプを定義します。
設定をパッケージとしてエクスポート Dynamic Types 定義の設定をファイルベースの設定としてエクスポートします。エクスポートしたパッケージは他のサーバにインポートできます。
設定をパッケージからインポート ファイルベースの設定をプラグイン設定にインポートします。
XSD からタイプの定義をインポート タイプの定義を XSD ファイルからインポートします。
名前空間の削除 名前空間を削除します。
関係の削除 関係を削除します。
タイプの削除 タイプを削除します。
名前空間の更新 名前空間を更新します。
タイプの更新 タイプを更新します。