vCenter プラグインを使用すると、複数の vCenter インスタンスを管理できます。vCenter プラグイン API を使用するワークフローを作成して、vCenter 環境のタスクを自動化できます。

vCenter プラグインのスクリプト API

vCenter プラグインは、vCenter API を、ワークフローで使用できる JavaScript にマップします。vCenter スクリプト API には、Automation OrchestratorvCenter 間の通信を可能にするクラスと、クラスの属性、メソッド、コンストラクタが含まれています。

vCenter プラグインでは、vCenter 6.5、6.7、7.0 インスタンスをエンドポイントとして登録できます。登録した vCenter バージョンに基づいて、プラグインは vSphere 6.5 および 6.7 API を SDK として公開し、vSphere 7.0 API をスクリプト SDK として公開します。vCenter スクリプト オブジェクトの詳細については、Automation Orchestrator クライアントの API Explorer に移動します。

vCenter プラグインは vCenter 操作を自動化する標準ワークフローのライブラリを提供します。たとえば、仮想マシンを作成、クローン作成、移行、削除するワークフローを実行できます。また、ワークフローに含めることができる個々の vCenter タスクを実行するアクションも提供します。API を使用してカスタム ワークフローを作成できます。

ほとんどの vCenter プラグイン ワークフローは、vCenter とのみ通信します。ただし、一部のゲスト操作ワークフローでは、vCenter で管理されている ESXi ホストとの通信が必要です。これらのワークフローを実行する前に、Automation Orchestrator コントロール センターを使用して ESXi ホストの証明書をインポートする必要があります。詳細については、『Automation Orchestrator のインストールと構成』の「Automation Orchestrator 証明書の管理」を参照してください。

vCenter プラグインには、Automation Orchestrator のスクリプト API に、スクリプト オブジェクトとしてポリシー ベース管理 (PBM) API およびストレージ監視サービス (SMS) API が含まれています。ストレージ ポリシー ベース管理のポリシーおよびコンポーネントは、Automation Orchestrator Client[インベントリ] タブに表示されます。

vCenter プラグイン インベントリの使用

vCenter プラグインは、接続されている vCenter インスタンスのすべてのオブジェクトをインベントリ ビューに公開します。

vCenter インベントリ オブジェクトに使用できるワークフローを表示するには、Automation Orchestrator クライアントで [管理] > [インベントリ] > [vSphere vCenter プラグイン] の順に移動します。