Automation Config の構成中に発生する可能性のあるエラーと、エラーの修正方法を確認してください。

問題 原因 解決方法
Automation Config[管理] ワークスペースの [保留中] タブにマスター キーが表示されない。 これらの問題は、複数の理由で発生する可能性があります。
  • /etc/salt/master.d/cloud.conf ファイルの sseapi_server の値が適切ではありません。cloud.conf ファイルは、Automation Config インスタンスを参照しています。
  • Salt マスターがオンプレミスの展開と接続されているため、Automation Config と通信できません。/etc/salt/master.d/raas.conf ファイル内の sseapi_server 値は、cloud.conf ファイル内の sseapi_server 値よりも優先します。
cloud.conf ファイルの sseapi_server の値がリージョンの ssc_url の値と一致することを確認します。

raas.conf ファイルの sseapi_server 値がコメントアウトされていることを確認します。

sseapi-config join コマンドを再実行します。

sseapi-config join コマンドの実行後、アクセス エラー メッセージが表示される。
CSP access token must have at least one of the following roles: 
[['csp:org_owner', 'csp:org_admin']]
これらの問題は、Salt マスターを Automation Config に接続する際に必要な組織ロールがない場合に発生することがあります。 組織管理者に必要なロールの割り当てを依頼してください。
sseapi-config join コマンドの実行後、command not found エラー メッセージが表示される。
sseapi-config: command not found
これらの問題は、sseapi-config コマンドがパスにない場合に発生することがあります。 sseapi-config コマンドについて /usr/local/bin ディレクトリを確認します。コマンドが存在する場合は、/usr/local/bin ディレクトリをパスに追加します。
salt-master で sseapi-config auth を実行すると、エラー Nonce decryption failed (raas pubkey mismatch or malformed nonce) が表示される。
sseapi-config: Nonce decryption failed (raas pubkey mismatch or malformed nonce)
salt-master がファイル システムに誤った RaaS 認証キーをキャッシュしています。これは、salt-master が RaaS インスタンスに対して認証を行うように設定された後に、別の インスタンスに対して認証を行うように再構成された場合に発生する可能性があります。 ファイル /etc/salt/pki/master/raas_key.pub を削除し、sseapi-config auth コマンドを再実行して、ユーザー インターフェイスでマスター キーを受け入れます。
salt-master で sseapi-config auth を実行すると、エラー Invalid nonce (likely salt-master key mismatch) が表示される。
sseapi-config: Invalid nonce (likely salt-master key mismatch)
salt-master は、以前に受け入れられていたキーとは異なるキーを使用して RaaS に対する認証を試行しています。 ユーザー インターフェイスで古いマスター キーを削除します。salt-master が、受け入れのための新しいキーを送信します。ユーザー インターフェイスで新しいマスター キーを受け入れます。