エラー ハンドラ要素を使用すると、フローの所定のステージでエラーを発行するようにアクション フローを設定できます。

エラー ハンドラ要素には、次の 2 つの入力が必要です。

  • 機能しないアクションの所定のエラー メッセージ。
  • アクション フロー入力。

エラー ハンドラ要素は、アクション フローでエラーが発生したときにトリガされます。

フローのアクションが機能せず、アクション フローにエラー ハンドラ要素が含まれている場合、アクションが機能しなかったことを警告するエラー メッセージが発行されます。エラー ハンドラは、それ自体がアクションです。アクション フローに使用できるエラー ハンドラには、次のようなスクリプトがあります。

def handler(context, inputs): 
       
			errorMsg = inputs["errorMsg"]    
			flowInputs = inputs["flowInputs"]        

			print("Flow execution failed with error {0}".format(errorMsg))    
			print("Flow inputs were: {0}".format(flowInputs))        

		outputs = {       
				 "errorMsg": errorMsg,       
				 "flowInputs": flowInputs   
 }        

		return outputs

[アクション実行] ウィンドウで成功した実行と機能しなかった実行を確認できます。

[アクションの実行] 画面には、完了したアクション実行のステータスが表示されます。アクション実行のステータスは、[完了] または [失敗] のいずれかになります。

この例の flow-with-handler アクション フローにはエラー ハンドラ要素が含まれており、正常に実行されました。ただし、フロー内のアクションの 1 つが機能せず、そのためにエラー ハンドラが起動してエラーが発行されました。