クラウド使用量インターフェイスには、管理者と開発者がスーパーバイザー名前空間タスクをプログラムで実行する際に使用できるコマンド ライン インターフェイスが含まれています。

コマンド ライン インターフェイスを使用するには、kubectl プラグインをダウンロードします。このプラグインは、Kubernetes カスタム リソース定義 (CRD) を CCI の標準 Kubernetes API サーバに追加します。また、管理者およびユーザーが CLI コマンドを実行して構成およびトラブルシューティングを行う際に使用できる、CCI 固有のコマンドを提供します。

CCI kubectl プラグインのダウンロード

注： CCI kubectl プラグインをダウンロードする前に、Kubernetes ツールがインストールされている必要があります。Kubernetes ツールの詳細については、 https://kubernetes.io/docs/tasks/tools/ を参照してください。
CCI kubectl 実行ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。
  1. [My VMware] 認証情報を使用して、[Cloud Services コンソール] にログインします。
  2. [VMware Cloud 使用量サービス] をクリックして起動します。
  3. クラウド使用量インターフェイス Launchpad で、[プラグインのダウンロード] をクリックします。
zip ファイルからアプリケーションを抽出し、アプリケーションの場所をパスに追加します。たとえば、アプリケーションが /Users/<username>/Downloads にある場合は、パスに Downloads を追加します。 
export PATH=/Users/<username>/Downloads:$PATH

管理者は、CCI kubectl を使用して、クラウド アカウントの作成、プロジェクト、リージョン、およびスーパーバイザー名前空間クラスの作成と構成を行うことができます。ユーザーは、一部の CCI kubectl CLI コマンドにアクセスできます。

API トークンの取得

CCI kubectl を使用するためには API トークンを取得する必要があります。トークンを生成するには、 VMware Aria Automation コンソールを使用します。
  1. [My VMware] 認証情報を使用して https://console.cloud.vmware.com/csp/gateway/discovery にログインします。
  2. 自分の名前の横にあるドロップダウンの矢印をクリックします。
  3. [マイ アカウント] をクリックします。
  4. [API トークン] タブをクリックします。
  5. [新しい API トークンの生成] をクリックします。
    1. トークン名を入力します。
    2. [範囲の定義] で [組織ロール] および [サービス ロール] を選択します。[サービス ロール] の選択内容は、ユーザーのアクセス レベルによって決まります。
      アクセス レベル 組織ロール サービス ロール
      admin 組織のメンバー [VMware Aria Automation] > [Service Broker ] > [Service Broker 管理者]

      および

      [vSphere+、vSAN+、...] > [クラウド管理者]
      user 組織のメンバー [VMware Aria Automation] > [Service Broker ] > [Service Broker ユーザー]
      注： SSO ユーザーとしてスーパーバイザー名前空間にアクセスするために、 Automation Service Broker ユーザーの API トークンには、デフォルトで vCenter Server スーパーバイザー プロキシの権限が割り当てられています。プロキシを使用してスーパーバイザー名前空間にアクセスする際に API トークンを使用する場合は、この権限を削除しないでください。
    3. [生成] をクリックします。
    4. [OpenID] チェック ボックスを選択します。
    5. 指定した名前のトークンが [生成されたトークン] ウィンドウに表示されたら、[コピー] をクリックします。

ログインおよびコンテキストの作成

API トークンを使用して CCI サーバにログインし、スーパーバイザー名前空間のコンテキストを作成します。

kubectl cci login --server api.mgmt.cloud.vmware.com --token <YOUR_API_TOKEN>

CCI コンテンツを表示するには、デフォルトのコンテキストを CCI に変更します。 

kubectl config use-context cci
注： API トークンに Automation Service Broker 管理者ロールが構成されている場合は、 --skip-set-context 引数を使用できます。この方法では、すべてのスーパーバイザー名前空間へのログインが回避されます。
次の例は、特定のプロジェクトの特定のスーパーバイザー名前空間についてコンテキストを作成する方法を示しています。 
kubectl cci set-context --project cci-explore --supervisor-namespace elastic-sky

コマンドに関する追加情報を表示するには、kubectl cci [command] --help を使用します。