コンテナ使用状況レポート
Kubernetes 概要レポート
レポートを構成しましたか。レポートを構成すると、VMware Aria Cost powered by CloudHealth プラットフォームでは、より詳細な判断材料を迅速に把握できます。コスト分析のためのコンテナ インフラストラクチャの構成を参照してください。
コレクタを展開してから、プラットフォームで意味のあるレポートの表示が開始されるまで、最大 24 時間かかることがあります。
組織がチャージバック/ショーバック ワークフローを計画するときや既存環境でコストや使用状況のスパイクを識別するときに、Kubernetes のコスト/使用状況を可視化する機能が不可欠になります。VMware Aria Cost では、プラットフォームの主要レポートが Kubernetes 概要とともに中心的な位置に統合されます。これらの使用量レポートは、Kubernetes 環境(GCP やデータセンターなど)に適用されます。Kubernetes 使用量データをクラウド請求に関連付ける Kubernetes のコスト レポートは、AWS、Azure および GCP でのみサポートされます。
プラットフォームで Kubernetes 概要レポートにアクセスするには、レポート > コンテナ > Kubernetes 概要 の順に移動します。
Kubernetes 概要レポートについて
Kubernetes 概要レポートでは、いくつか主要なレポートが中央のダッシュボードにまとめて表示されます。これにより、コストや使用状況の傾向を総計として見たり、クラスタや名前空間ごとに把握したりできます。
Kubernetes 概要レポートの使い方
レポートの最上段には、クラスタまたは名前空間ごとに区分されたデータが表示されます。
選択された条件に基づいて、プライマリ ページには、エグゼクティブ サマリ、クラスタ/名前空間スナップショット、コンテナ コスト履歴、およびコンテナ使用状況チャートが表示されます。
プライマリ ページで、スナップショット テーブルからクラスタや名前空間を選択すれば、いずれのクラスタ、名前空間にでもドリルダウンできます。
この例では、us1-prod クラスタが選択され、フィルタリングしたエグゼクティブ サマリー、クラスタの詳細、および使用率レポートを表示しています。このビューでは、このクラスタについて一定期間における使用状況を把握できます。
ビュー アイコンをクリックすると、下層の OLAP チャートにリンクされます。このチャートでは、さらに詳しいフィルタやカテゴリに基づいて、精査を続けることができます。
用語集
エグゼクティブ サマリのタイル
- クラスタ: VMware Aria Cost が VMware Aria Cost コレクタを介してその日のデータを収集しているクラスタの数。
- 名前空間:VMware Aria Cost が VMware Aria Cost コレクタを介して収集している当日の名前空間の数。
- ノード:VMware Aria Cost が VMware Aria Cost コレクタを介して収集している当日のノードの数。
- ポッド:VMware Aria Cost が VMware Aria Cost コレクタを介して収集している当日のポッドの数。
- コスト (MTD):[設定] で構成されたクラスタのパースペクティブごとの Kubernetes クラスタの総コスト合計。
クラスタ、名前空間、ノード、およびポッドのカウントは、1 日の終わりにリセットされます。
クラスタ/名前空間のスナップショット
- クラスタ名:ユーザーが定義したクラスタの名前。
- クラスタ ID: クラスタを識別する ID。
- クラスタ: 名前空間がまたがるクラスタの最新のカウント(VMware Aria Cost コレクタを通じて収集される)。
- 名前空間:クラスタに含まれる名前空間の最新のカウント(VMware Aria Cost コレクタを通じて収集される)。
- ノード:クラスタ/名前空間に含まれるノードの最新のカウント(VMware Aria Cost コレクタを通じて収集される)。
- ポッド:クラスタ/名前空間に含まれるポッドの最新のカウント(VMware Aria Cost コレクタを通じて収集される)。
- ステータス: クラスタで実行されている VMware Aria Cost コレクタの健全性。Kubernetes フットプリントの可視性を適切に確保するには、クラスタがすべて構成され、健全な状態にあることが重要です。
- Kubernetes バージョン: クラスタで実行されている Kubernetes のバージョン。
コンテナ レポート
- コンテナ コスト履歴:[Kubernetes の構成] ページで選択したクラスタ/名前空間パースペクティブ別に分類した日次コスト レポート。
- Kubernetes リソース - CPU:クラスタ/名前空間別に分類された日次 CPU 使用率レポート。
- Kubernetes リソース - メモリ:クラスタ/名前空間別に分類された日次メモリ使用率レポート。
クラスタ リソース使用率レポート
クラスタ使用率を分析して、クラスタ内にオーバー プロビジョニングされたリソースがあるかどうかを確認します。クラスタ リソース レポートの読み取りと理解については、コンテナ レポートの測定項目についてを参照してください。
レポートを構成しましたか。レポートを構成すると、VMware Aria Cost プラットフォームでは、より詳細な判断材料を迅速に把握できます。コスト分析のためのコンテナ インフラストラクチャの構成を参照してください。
コレクタを展開してから、VMware Aria Cost プラットフォームで意味のあるレポートの表示が開始されるまで、最大 24 時間かかることがあります。
3,500 を超えるメンバーを持つ Kubernetes のディメンションは、その他 (#) カテゴリにグループ化されます。ここで、(#) は、特定のビューでグループ化されているメンバーの数を示します。
クラスタ リソース使用率
コンテナ リソース使用率レポートは、次の条件で分析できます。
- レポート > コンテナ > Kubernetes リソース
- レポート > コンテナ > ECS リソース
このレポートが提供する情報
- クラスタが大きすぎますか。
- クラスタ内で、ワークロードに割り当てられているリソースと比較して、プロビジョニングされ過ぎているリソースはありますか。
- クラスタ リソースの混在はワークロード リソースのニーズに合ったものですか。
レポートのデフォルト設定
- 間隔: 每時
- X 軸:時間
- Y 軸:(i) 利用可能な CPU 時間、(ii) 要求された CPU 時間
- チャート タイプ: 面
例
1.時間の経過に伴う Kubernetes クラスタ リソース数(デフォルト ビュー)
このレポートを使用して、クラスタ内にオーバー プロビジョニングされたリソースがあるかどうかを確認できます。クラスタの自動スケールを開始するには、この判断材料を使用することを検討してください。
2.Kubernetes リソースのコンテナ タスク別の CPU 使用率
レポート設定:
- 間隔: 日単位、X 軸:日
- Y 軸:クラスタの CPU 使用率
- カテゴリ: コンテナ タスクのパースペクティブ
- チャート タイプ: 棒グラフ - スタック
バリエーション:どのコンテナ タスクがリソースを最も多く消費しているかを分析するため、Y 軸の クラスタの CPU 使用率 を 相対的な CPU 使用量 でスワップ アウトします。このレポートは使用率に金銭的価値を付加するものではありませんが、インフラストラクチャ全体でリソースがどのように使用されているかの概要を示します。
コンテナ リソース割り当てレポート
コンテナ リソース割り当てを分析して、リソースを使用しているチームを把握します。コンテナ リソース割り当てレポートの読み取りと理解については、コンテナ レポートの測定項目についてを参照してください。
レポートを構成しましたか。レポートを構成すると、VMware Aria Cost プラットフォームでは、より詳細な判断材料を迅速に把握できます。コスト分析のためのコンテナ インフラストラクチャの構成を参照してください。
コレクタを展開してから、VMware Aria Cost プラットフォームで意味のあるレポートの表示が開始されるまで、最大 24 時間かかることがあります。
コンテナ リソース割り当て
次のタブで、コンテナのリソース割り当てに関連するレポートを分析できます。
- レポート > コンテナ > Kubernetes 割り当て
- レポート > コンテナ > ECS 割り当て
このレポートが提供する情報
- ビジネス バリューと一致したリソース消費量
- さまざまなチームの相対的なリソース消費量
- 同じチームで所有される別個のサービスで消費されているクラスタ リソースの共有
レポートのデフォルト設定
- 間隔: 日単位
- X 軸:日
- Y 軸:要求された CPU 時間
- カテゴリ: クラスタ
- チャート タイプ: 棒グラフ - スタック
例
Kubernetes 割り当てのための日単位およびクラスタ単位のクラスタ割り当て(デフォルト ビュー)
このレポートを使用して、時間が経過する中での使用率の傾向を、チーム別またはサービス別に可視化します。
コンテナ レポートの測定項目について
レポートの測定項目について
コンテナ レポートの測定項目により、コンテナ データを有意義な方法で分析できます。これらの測定項目にアクセスするには、任意のコンテナ レポートで [Y 軸] ドロップダウンを展開します。
測定項目のタイプ
VMware Aria Cost は、Kubernetes と ECS の両方の CPU およびメモリ リソース タイプについて報告します。
Kubernetes の測定項目
- ノード数:クラスタ内で使用できるノードの合計数。
- 使用可能なリソース:レポート期間のリソースの平均量。たとえば、サーバで 1 CPU を 1 日分使用できるとすれば、使用可能な CPU は 1 日にすると 1 CPU、1 週間にすると 0.14 (1/7) CPU となります。
- 使用可能なリソース時間:Orchestrator で使用可能なリソース。時間要素は、リソース可用性の動的な性質に関係します。たとえば、クラスタに含まれる 1 台の CPU を搭載したサーバで 1 日に使用可能な CPU 時間は 24 です。
- クラスタのリソース要求率:レポート期間中にコンテナのセットに割り当てられたリソースの、クラスタ全体の容量に対する割合。たとえば、特定の日に、24 CPU 時間のクラスタでコンテナのセットが 12 CPU 時間を要求され、割り当てられた場合、そのコンテナのクラスタの CPU 使用率は 50% になります。
- 相対的なリソース使用率:レポート内のさまざまなカテゴリ間の相対的なリソース割り当て。この表示は、リソースの割り当てを別のコンテナ グループと比較する際に役立ちます。
- 要求されたリソース:各コンテナが必要とするリソースの量を定義するポッドによって要求されるリソース。Kubernetes リソース要求の詳細については、コンテナのリソースの管理を参照してください。
- リソース制限:Kubernetes リソースの制限。たとえば、ポッドの CPU 制限が 1 CPU に設定され、ポッドが 1 日間実行された場合、日次レポートでは、その日の CPU 制限が 1 CPU と報告されます。制限の詳細については、How Pods with Resource Limits are Runを参照してください。
- リソース制限時間:レポート期間中に設定された制限内で使用されたリソースの量。たとえば、ポッドの CPU 制限が 1 CPU に設定され、ポッドが 1 日間実行された場合、日次レポートでは、その日の CPU 制限時間が 24 CPU と報告されます。
- 要求されたリソース時間:各コンテナが必要とする時間数を定義するポッドによって要求されるリソース時間。
- リソース使用量(ベータ版):使用されている Kubernetes リソースの量。
- リソース使用率(ベータ版):Kubernetes リソースの最大使用量をリソース要求時間で割ったもの(% で表示)。
ECS の測定項目
- ノード数:クラスタ内で使用できるノードの合計数。
- 使用可能なリソース:レポート期間のリソースの平均量。たとえば、サーバで 1 CPU を 1 日分使用できるとすれば、使用可能な CPU は 1 日にすると 1 CPU、1 週間にすると 0.14 (1/7) CPU となります。
- 使用可能なリソース時間:Orchestrator で使用可能なリソース。時間要素は、リソース可用性の動的な性質に関係します。たとえば、クラスタに含まれる 1 台の CPU を搭載したサーバで 1 日に使用可能な CPU 時間は 24 です。
- クラスタのリソース登録率:レポート期間中にコンテナのセットに割り当てられたリソースの、クラスタ全体の容量に対する割合。たとえば、特定の日に、24 CPU 時間のクラスタでコンテナのセットが 12 CPU 時間を要求され、割り当てられた場合、そのコンテナのクラスタの CPU 使用率は 50% になります。
- 登録されたリソース:各コンテナが必要とするリソースの量を定義するポッドによって要求されるリソース。
- 相対的なリソース使用率:レポート内のさまざまなカテゴリ間の相対的なリソース割り当て。この表示は、リソースの割り当てを別のコンテナ グループと比較する際に役立ちます。
- 相対的なリソース登録率:レポート内のさまざまなカテゴリ間の相対的なリソース割り当て。この表示は、リソースの割り当てを別のコンテナ グループと比較する際に役立ちます。