プロバイダ管理型または自己管理型の Kubernetes クラスタをデータ ソースとして接続できます。そのクラスタを VMware Aria Hub の管理下に置けば、インフラストラクチャの一部として監視できます。
アカウントを追加すると、VMware Aria Hub は、Microsoft Azure AKS や Amazon EKS などのプロバイダ サービスが管理する Kubernetes クラスタを検出します。
VMware Aria Hub は、自己管理型クラスタを検出することはできません。ただし、同様のプロセスに従うことで、管理する自己管理型クラスタを VMware Aria Hub に接続できます。
プロバイダ管理型と自己管理型の両方の Kubernetes クラスタを接続するプロセスの一環として、コレクタ エージェントを展開して接続を構成する YAML ファイルをダウンロードします。各ファイルは、クラウド アカウントとクラスタごとに固有です。各クラスタに同じ YAML ファイルを再利用することはできません。接続ワークフローで提供されるファイルをダウンロードする必要があります。
開始する前に
- クラウド アカウントに関連付けられたプロバイダ管理型クラスタまたは自己管理型クラスタを接続する場合は、管理するクラスタが接続されているアカウントが追加されていることを確認します。Amazon Web Services、Microsoft Azure、vCenter Server を参照してください。
- ターゲット クラスタがリソースに関する最小要件を満たしていることを確認して、クラスタにコレクタ ポッドをインストールできるようにします。必要なリソースの量は、クラスタ内のリソースの数に基づいて増減します。上限に注意してください。
最小 制限 CPU 1 3 メモリ 100 Mi 1 Gi - 自己管理型クラスタを追加する場合、クラスタ内のノード数は 10 以下にする必要があります。
検出された Kubernetes クラスタの接続
VMware Aria Hub がアカウントから検出した Kubernetes クラスタを接続できます。Microsoft Azure AKS や Amazon EKS など、サービスとして管理されているクラスタは、プロバイダ API から検出されます。
- VMware Aria Hub で、 の順に選択します。
Kubernetes クラスタを接続するプロセスの一環として、接続を設定する YAML ファイルをダウンロードします。各ファイルは、クラウド アカウントとクラスタごとに固有です。各クラスタに同じ YAML ファイルを再利用することはできません。接続ワークフローで提供されるファイルをダウンロードする必要があります。
リストには、検出済みのクラスタ、保留中のクラスタ、接続済みのクラスタが含まれています。[接続済み] 状態のクラスタは、データを収集しています。[保留中] は、クラスタは接続されているが、コレクタがオンラインでないことを示しています。[検出済み] は、他のアカウントからクラスタが収集されているが、まだ接続されていないことを示しています。この手順では、検出済みのクラスタを接続します。
- 検出済みのクラスタを接続するには、クラスタ名の横にある矢印をクリックし、[接続] をクリックします。
- 収集した情報を確認し、[接続して続行] をクリックします。
- [コレクタのインストール] セクションで、コレクタをインストールします。
コレクタによってクラスタ設定情報が VMware Aria Hub に送信されます。
- コレクタをインストールするには、YAML ファイルをダウンロードしてクラスタに保存する必要があります。
- プロバイダ クラウド シェルを使用している場合は、シェル インターフェイスを介してターゲット システムにファイルをアップロードします。
- ターゲット システムの CLI を使用し、YAML ファイルを保存したディレクトリに移動して
kubectl apply -f k8s.yaml
コマンドを実行します。 - コマンドが完了したら、VMware Aria Hub に戻って [完了] をクリックします。
- 約 5 分後に、接続したクラスタの状態が [Kubernetes クラスタ] 画面に [接続済み] と表示されていることを確認します。
収集したデータが表示されるまでに、最長で 30 分かかる場合があります。プロセスを監視するには、
の順に選択します。自己管理型 Kubernetes クラスタの接続
プロバイダ サービスが管理していない自己管理型 Kubernetes クラスタを接続して、VMware Aria Hub の管理下に置くことができます。
- VMware Aria Hub で、 の順に選択してから、[自己管理型クラスタの接続] をクリックします。
- VMware Aria Hub 内でクラスタの識別に使用できる一意の [名前] を入力します。
- クラウド アカウントまたは新しい自己管理型クラスタを選択します。
- 自己管理型 Kubernetes クラスタが既存のアカウントに関連付けられている場合は、そのアカウントを選択し、[接続して続行] をクリックします。
クラスタの重複を回避するために、プロバイダ管理型クラスタを自己管理型クラスタとして追加しないでください。重複するクラスタは管理が困難です。
- 自己管理型クラスタがアカウントに関連付けられていない場合は、[新しい自己管理型クラスタ] をクリックします。VMware Cloud Services Console でプロジェクトを操作する場合は、プロジェクトを選択し、[接続して続行] をクリックします。
- 自己管理型 Kubernetes クラスタが既存のアカウントに関連付けられている場合は、そのアカウントを選択し、[接続して続行] をクリックします。
- [コレクタのインストール] セクションで、コレクタをインストールします。
コレクタによってクラスタ設定情報が VMware Aria Hub に送信されます。
- コレクタをインストールするには、YAML ファイルをダウンロードしてクラスタに保存する必要があります。
- プロバイダ クラウド シェルを使用している場合は、シェル インターフェイスを介してターゲット システムにファイルをアップロードします。
- ターゲット システムの CLI を使用し、YAML ファイルを保存したディレクトリに移動して
kubectl apply -f k8s.yaml
コマンドを実行します。 - コマンドが完了したら、VMware Aria Hub に戻って [完了] をクリックします。
- 約 5 分後に、接続したクラスタの状態が [Kubernetes クラスタ] 画面に [接続済み] と表示されていることを確認します。
収集したデータが表示されるまでに、最長で 30 分かかる場合があります。プロセスを監視するには、
の順に選択します。コレクタの更新
コレクタは定期的に更新され、Kubernetes 管理エクスペリエンスが向上します。
- リソースで新しいバージョンが使用可能になると、リソースの詳細ペインに通知されます。
- 複数のクラスタを管理している場合は、 の順に選択し、[コレクタ バージョン] 列で更新が必要なクラスタの有無について確認します。