VMware Aria Operations for Logs 統合ロード バランサ (ILB) は VMware Aria Operations for Logs クラスタをサポートし、一部の VMware Aria Operations for Logs ノードが使用できなくなっても、受信する取り込みトラフィックを確実に VMware Aria Operations for Logs が受け入れるようにできます。複数の仮想 IP アドレスを構成することもできます。
ベスト プラクティスは、単一ノード インスタンスを含むすべての展開に統合ロード バランサ (ILB) を含めることです。今後必要に応じてクラスタを簡単にサポートできるように、クエリと取り込みトラフィックを ILB に送信します。ILB はクラスタ内のノード全体にトラフィックを分散し、管理オーバーヘッドを最小限に抑えます。
ILB により、一部の VMware Aria Operations for Logsノードが使用できなくなっても、受信消費トラフィックをVMware Aria Operations for Logs が受け入れるようにできます。また、ILB は使用可能なVMware Aria Operations for Logsノード間で受信トラフィックを均等に分散します。Web ユーザー インターフェイスと、Syslog または取り込み API を介した取り込みを使用する VMware Aria Operations for Logs クライアントは、ILB アドレスを使用して VMware Aria Operations for Logs に接続します。
ILB では、すべての VMware Aria Operations for Logs ノードが同じレイヤー 2 ネットワークにあるか(同じスイッチ内など)、相互に ARP 要求を送受信できることが求められます。ILB IP アドレスを設定して、VMware Aria Operations for Logs ノードがそれを所有し、そのトラフィックを受信できるようにする必要があります。そのためには、通常 ILB IP アドレスは、VMware Aria Operations for Logs ノードの物理アドレスと同じサブネット内に作成されます。ILB IP アドレスを構成したら、別のネットワークから ping を実行し、このアドレスに到達できることを確認してください。
今後の変更やアップグレードを簡素化するには、ILB IP アドレスを直接参照するのではなく、ILB IP アドレスに解決する FQDN を参照するようにクライアントを構成します。
Direct Server Return の構成について
VMware Aria Operations for Logsロード バランサは、Direct Server Return (DSR) 構成を使用します。DSR では、すべての受信トラフィックが現在のロード バランサ ノードである VMware Aria Operations for Logs ノードを通過します。リターン トラフィックは、ロード バランサ ノードを経由することなく、VMware Aria Operations for Logs サーバからクライアントに直接送信されます。
複数の仮想 IP アドレス
統合ロード バランサ用に、最大 60 の仮想 IP アドレス (vIP) を構成できます。各 vIP に対する静的タグのリストを構成し、vIP から受信した各ログ メッセージに構成済みタグで注釈を付けることもできます。